どうも皆様おはようございます。
万太郎です。
事務所に戻り、社長に報告。
被害0であったこと。
二人の検針屋に挟まれたこと。
ここまでは社長も何事もなかったかのようにいつものように半分寝ながら聞いていたのだ。
だが、護衛の帰り際に白黒ぶちの猫に会い、社長を知っているような雰囲気でした、と伝えると、突然立ち上がった。
だが、社長は何かを考えこみ、部屋の隅一点を見つめ、私に席をはずすよう促しているように見える。
今までにこういったことはなく初めての対応だ。
もしかしたら、私の被害0が続くので昇給もあるかもしれない。
まだ一年目だ。
あるはずがないか。
少しいたずら心が芽生えた私は、なにやら急いで社長室へ向かっている専務をとっ捕まえ、散歩に出かけることにした。
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