2017年3月31日金曜日

ギマに狙われるイソメを想う。

どうも皆様おはようございます。
万太郎です。
 


ギマにやられたことについては 以前 書いたが、その後、釣りに行くたびにこいつが現れる。

釣りを始めたばかりの私としてはかなりの衝撃であったのだが、釣り人にとっては昔から夏の釣り場のメジャー魚といえばギマだったのであろう。


2016年 7月 16日

2016年 7月 18日

2016年 8月 6日

2016年 8月 7日

2016年 8月 12日

釣行に行ったこの日程でギマが釣れている。



ギマのみである。




本当はそれぞれの日程についての釣行の詳細について触れたいが、今回はギマの話なので見送ろう。

購入した文献にもギマの記載は一切ない。

アジだのイワシだのと参考文献にはメジャーどころの魚ばかり載っているが、ギマこそ記載すべき魚であろう。



ギマ料理について。

ギマ料理と聞くと、気の利いた北欧料理であったり、アンデスの料理をイメージするような気もするが、あいつである。




ギマはあまり食用にされず、とあったり、特徴的な角のせいで陸上で立掛けて写真を撮ったりなどされているようであるが、私からするともってのほかである。

西の方では食用にされ、お店でもしっかり売られているという話だ。



 もし、海老やイソメが被害にあい、その代償としてギマの陸上を許したのであれば、しっかり調理の上食し、供養をあげていただきたい。

魚への理解がなかった私は 最初にギマの上陸を許した時には、その角に恐れおののき、挙句の果てに指などを刺してしまった際には、下手したら死んでしまうなどと余計な心配をしていたものである。

そして、ヌメヌメとした粘液を出し、皮がザラザラして固く包丁の刃ごときでは読んで字のごとく歯(刃)が立たない。

魚を3枚におろす方法すら知らなかった私であるが、インターネッツを駆使し、ギマの捌き方、カワハギのさばき方などを参考にし何とかやってみた。

皮のむき方についてはカワハギと同じ要領でできるが、ギマの場合は軍手があると尚良い。

軍手なしの処理は下手をすると指紋がなくなる。

皮をはぎ、内臓さえとってしまえば、などと思っていたが、当たり前だが、キモ、白子のようなものがを確認することができ、自分の無知を恥じいたこともあった。

捌いた方はわかると思うが、見事なキモをお持ちなのだ。


キモも白子もおっかなびっくり、家族には心配されながら調理をし口に入れてみたものだが、コーヒーは苦ければよし、お酒はアルコールが入っていればよしの馬鹿舌の私にしてみれば、アンコウの肝も、カワハギの肝も、ギマの肝もそう変わったものではなく、酒のつまみにもいける、というか欲しいくらいのものであった。

キモを炙って、身と一緒に寿司にするお店もあるらしい。



インターネッツで出てくるギマは臭い臭いと言われてはいるが、確かに臭い個体もいる。

だがそれは東京湾で取れる魚は総じて臭い個体がいるのだと思っている。

そして、色身が悪い。

濁ったような色をしているばっかりに、やはり色身が悪いとどうしてもまずそうに見え、また、まずそうに見えてしまうものはまずく感じてしまうものだ。

とにもかくにも、釣れたらすぐに締める事だ。

臭いやつは何をしても臭いが、大抵の魚は釣れたらすぐに〆ることで匂いは抑えられる。

ギマにやられた方は、嫌がらずぜひ一度調理することをお勧めする。

塩焼き




刺身



上記の通り、調理に慣れているわけではないので自慢できるようなものではないが、特に揚げてしまえばみな似たようなものだ。

この記事は、キスが現れないのはギマのせいだ、リリースなんてしないでね、という類のものでは決してない。


キス釣りてえ

2017年3月30日木曜日

こたつから若洲に愛を込めて。

どうも皆様おはようございます。
毎日鼻うがい@万太郎です。



 専務に挨拶した私は、社長の待つ部屋へ。

いない。

社長も尋常ならざる聴覚と嗅覚をお持ちであるはずだ。

私の存在は関知されているはず。

部屋からもフッとした何かが見える。

こたつか。



 やはり怒っているのかもしれない。

謝らなくては。

社長、すみませんでした。

おもむろにこたつに手を突っ込み撫で付ける。

社長はシャーともフーとも言わず撫で付けられるままだ。

なんと大きな人間であろう。

しかし…、む、この毛玉の感じは…。



 社長は、こたつから出ることもなくお前が謝るべきは私でなく、読者様なのではないかと言っているようだ。

くっ、なんというメタ的な。



 しかし、確かにこのブログでのページビューの高い記事は釣関係だ。

ゲーム関係と犬猫関係はページビューが低い。

釣りと釣りの間を埋めるために思いつきで始めた事とはいえ、露骨だ。

皆、釣りを愛し、若洲を愛しているのだ。

すみませんでした、と誰にともなく呟き、部屋を後にした。




そして、クリックしていただき、本当にすみませんでした。
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2017年3月29日水曜日

復帰への謝罪

どうも皆様おはようございます。
サウナは労働@万太郎です。



敵前逃亡。

犯してしまったものはもう仕方がない。

普通の組織であれば、首になってもおかしくない。

事務所に机がなかったとしても、花が飾られてあったとしても、何も文句は言えないだろう。

しかし、湯に浸かり、海老やイソメの気持ちを検め、改心した。

土下座をしてでもやり直したい。

専務、社長にお願いするのだ。

事務所に戻り、ドアを開けると、こちらが駆け寄るより早く、専務が駆け寄ってくる。



常人離れした聴覚と嗅覚を持っている。

ワン(温泉どうだった?ペットホテルに預けやがってこの野郎。ま、狭いとこだったけど、一日散歩2回だったからいいけどよ。)

普段ならワンなどと鳴いたら躾のために怒らなければならないのだが、今日はそういう日ではない。

すみませんでした。

くーん(まあ、いいんじゃね、こないだ飲みに行ったしな)

こんなところで役に立つとは。

飲みニケーションも捨てたものではない。



くー(社長にも言っといてやったぜ、あいつは帰ってくるって。相変わらず無言だったけどな。)

社長と専務はあまり仲良くはないはずなのだが、意外である。

どちらにせよ、専務には感謝せねばなるまい。

くーん(で、お土産あるんだろ?温泉まんじゅう好きなんだよ。温泉卵でもいいし。あ、なにかおもちゃかな?)


…お土産を買い忘れた私はボーロをあげてごまかすことにした。

2017年3月28日火曜日

~逃亡~ 東京へ

どうも皆様おはようございます。
正月の日本酒を飲み終えた@万太郎です。



前回の続き

公園で子供たちと一通り遊ばされてぐったりした。


 鬼怒川だ。

温泉旅館は沢山ある。

鬼怒川の駅から少し離れた温泉旅館に入り、チェックインする。

部屋に入れるまでは少し時間があったので、駅前のお土産屋をぶらぶらと歩く。

一軒のお土産屋の前でイワナの塩焼きを模したディスプレイを眺め、より一層の渓流釣りへの想いを馳せる。



もう一度妻と交渉してみようか…いや、しないでおくべきか…。

興味のないお土産屋で温泉まんじゅうなどを眺め、護衛の任務から逃げてしまった自分を恥じ、また、護衛すべきであった海老やイソメを想う



 部屋に入れる時間になったので旅館に戻り、部屋への案内を受ける。

部屋からの眺めは絶景で、渓流を眺めることができた。



それがより一層私への罪悪感を刺激した。

風呂にでも…入ろう…。

あまりの罪悪感に耐え切れなくなり、風呂へと逃げ込む。

汗と一緒に流してしまえばいい。

そう思って、風呂に浸かる。

広い風呂場だ。

足を延ばし、手を広げる。

海老や、イソメも海に浸かるときはこんな気持ちだろうか…。

そんなことを思ってしまうと、東京に置いてきた護衛対象の海老が頭から離れなくなり、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

自分のストレスなど、いったい何の意味があろう。

すまない。すまない。

私は、明日妻に、渓流釣りをすることを申し出る

私の体がどうなろうと知ったことか。

もう迷わない、海老よ、申し訳ない。

私は心に誓い、気合を入れるために備え付けの馬油&炭石鹸をこれでもかというほどタオルに塗り付け、体を洗いつけた。

よし。

そして、翌日に精を付けるためがりがりと飯を食い、酒をあおり、しっかりと睡眠をとった。

よし。



 翌日、3月26日。

朝から雨



釣りは無理。

やることがろくになく、今市のイオンに寄ってそそくさと東京へ帰る。

2017年3月27日月曜日

~逃亡~ 鬼怒川の土地にて。

皆様おはようございます。
万太郎です。



 3月25日早朝。

海老被害0

大したものだ。

これからも被害0を続けることは困難だ。

私はその大きなプレッシャーがストレスとなり、逃げ出したくなる衝動にかられた。

私は車に家族を乗せ、アクセルを踏み込んだ。

東京を離れるのだ。

妻が心配そうな顔で私に問いかける。

「ねえ、大丈夫?」

もう、いいんだ。

高速道路で更にアクセルを踏み込み、スピードを上げる。

視界に入ってくる車両という車両を追い越し、ハンドルを握る手に力が入る。

後部座席の子供たちも心配そうだ。

サービスエリア、パーキングに立ち寄ることもなく2時間ほど車を走らせる。



 少し落ち着きを取り戻した私は高速道路を降り、一般道を走った。

気づいた時、そこは、鬼怒川であった

まだ日は高い。

妻が心配そうに声をかける。

「これから…どうするの…。」

そうだ…。

渓流釣りだ…。

そもそも私は海老の護衛ではなく、むしろ私は渓流釣がやりたかったのだ。

プレッシャーとストレスで追い詰められた私は海老やイソメの護衛からいったん離れてみるのもいいかもしれないと考えた。

独り言のように提案をした。

渓流釣りをやろう。

生臭くなるから却下。」

勢いよく、被り気味に妻に否定される。

海老の護衛の修練にも…と言いかけ、口をつぐんだ。



 私が釣り好きなことは妻は知っている。

若洲など釣場に出入りしていることもよく知っている。

だが、よもや危険な海老やイソメの護衛をしているとは夢にも思うまい。

釣りは護衛とは異なるが、釣りの修練は護衛の修練にもなり得る。

護衛の任務の事を知らないからであろう、私がこのような修練の機会を得ることを平気で却下するのだ。

もちろんこのブログの事も知らないのだ。

一介の主婦である妻が検索するキーワードで、この危険なブログがひっかかろうはずがない。

ブログのネタとも言えんのだ。



 「じゃあ、時間もないし、この辺の公園かなー」

渓流釣りの修練はここでしかできないのだ。

私はあくまで 抗議する。

ほら、ここならすぐ手も洗えるし、渓流もきれいだし、すぐ釣れて楽しいよー。

私は携帯で検索し、画面を見せる。

また、道中で手に入れた案内を見せてみる。



 「今日は釣りはいいんじゃない?」

私はわかってもらえない、しかし言ってはいけないもどかしさを感じた。

私はその後も抗い続けたが、結局は逆らえぬのだ。

逆らえば、ヨメキゲワルナールが発動しやすくなる。

渓流釣り…

私は車の運転席で何もない頭上を仰ぎ見るのだった。





続く。

2017年3月26日日曜日

~過去の追憶~ 初の若洲海浜公園 護衛ミ…釣りどころじゃねえ。

この辺りで、私が初めて若洲海浜公園とコンタクトをした時のことを記載したい。


どうも皆様おはようございます。
万太郎です。


 あれは2016年6月18日。

若洲海浜公園という名前は知っていたが、まだその現場のことを何も知らなかった頃のこと。

釣り場という釣り場を一切知らない私は場数を踏む為に図書から得た知識を元に様々な釣り場を回っていた。

若洲海浜公園か。

さっそく、車のナビに入れてみる。

ナビにでない、だと?

図書で得た知識によると広い公園のようなので近くまで行けばなんとなくわかるであろう。

若洲海浜公園に近いであろう施設をナビにいれ車を走らせる。



 この辺か・・・。

若洲海浜公園の看板が見えた。

駐車場に入り、車を止める。

この釣場は…ゴルフ場

海と思われる方向に歩いていく。

よし、海が見えた…釣禁止。

なん…だと?

遥か彼方まで公園は続いているが、その遥か彼方までフェンスが続き、遥か彼方まで釣禁止とあり、右手にはゴルフコースが連なっている。



どこまで続くのだ、これは。

釣具を担いで道なりに歩く。

さすがに汗だくだ。

図書によれば釣り場はある、はずなのだ。

途中、サイクリングをしている方々に私の持っている釣具を不思議そうに見られたりした。

確かに公園の運営側にしてみれば、釣り場よりもゴルフ場の方が利益があるだろう。

それでなくとも釣り人は、ゴミを散らかす、マナーが悪い、台風の日の無理な釣行で迷惑をかけるなどと、マスメディアも悪く言うことがある。

釣り人は迫害されているのか。

それでなくとも命を懸けての護衛をしているというのに。



 歩けば歩くほどに、その思いは強くなる。

2,30分は歩いただろうか、おかしなモニュメントを見つけたりしながら、ようやく人工磯は現れた。釣人が…いる

若洲到着からかなりの時間を要したが、やっとミッションに移れる。

その当時、私は例のルアーロッドに軽い重りをつけた、いわゆるちょい投げの仕掛けを使用していた。

護衛対象はイソメである。

早速仕掛けを作り、海に投げ入れる。



この頃私はまだイソメの被害を出したことがなく、いつ襲われるものかおっかなびっくりの護衛である。

この人工磯からは、堤防の様子は伺い知ることができず、私のいる50m先の堤防で大規模な 混戦が繰り広げられているとは想いもよらなかった。



 イソメに被害はなく、根掛かりにのみ苦しめられた

初めての土地なので散策に変更しようと考え、仕掛けはそのまま、竿は伸ばした状態で散策に移った。



 堤防の入り口まで歩いた私は呆然とした。

こんなに人がいたのか。

試しに堤防の先まで歩いてみることにしたが、人、人、人。

確かに釣りやすそうだし、釣れそうだし、安全な足場もある。だがこれでは…。

1,2m置きに人がいる。



 ようやく先端付近で少し開いてあるところを見つけ、両隣の釣り人に了解を得て、仕掛けを投げてみた。

慣れない私の仕掛けがあらぬ方向へ飛ぶ。

投げ釣りをしていた右隣の釣り人の置き竿の釣糸に乗っけてしまう

「兄ちゃん初めてかい?」

右隣の釣り人に聞かれる。

兄ちゃんなどという年でもないのだが…。

ここは初めてで、釣りも初めて2ヶ月くらいです。

「そうか、まず投げる練習をした方がいいな。」

それにしても・・・、隣が近すぎる。

慣れない手つきでイソメを付け替えていると、両隣からのプレッシャーも手伝い、自分の服を針に掛けてしまう。

「兄ちゃん、自分釣ってちゃしょうがねえな。がはは。」

左側の釣り人まで寄ってきて、軽い騒ぎになってしまう。

しまった、仲間内の間に入ってしまったか。

くっ。

新人叩きか。

出る杭も出ない杭も叩かれるのだ。



つらいところだが、こちらも情報収集をし、今後のミッションに役立てねばならない。

さっきまで人工磯にいたことをつげると、

「あっちは根掛かりがすげえからな。」

「その仕掛けじゃだめだな、ちょっといじっていいかい。」

「こっちで50メートルくらい投げるとイシモチが釣れる。」

そのとき初めて知った「イシモチ」という魚がいること、仕掛けの作り方、投げ方なぞを伝授いただき、納竿。



 投げる練習か…。

しかし、この密集地帯で投げる練習と言うのはあまり現実的ではない。

やはり、護衛ミッションは甘くない。

これからやっていけるのかという不安と絶望を感じた。

そして、あの遠い駐車場まで戻るのか、と大きなため息をついた。

すると、堤防の目の前の駐車場が目に入った。

こっちもあるんかい



※おっさんは優しいおっさんでした。釣り場のおっさんは大抵暇なので聞くといろいろと優しく教えてくれます。


その後、いくつかの釣り場を経て、高須海浜公園に巡り合うことになる。

2017年3月25日土曜日

荒れ気味の週末

※これは釣りブログです。

 どうも皆様お疲れ様です。
ビールも発泡酒もわかりません@万太郎です。



 やっと週末だ。

専務から飲みの誘いをいただき、一緒に居酒屋へ。



専務と酒を飲むのは初めてだ。

じゃれてきて鬱陶しいのもあってか、酔いの回りが早い気がする。




 挙げ句、専務に絡む。

だーからだめなんすよー。せんむー。あ、すーませーん、生ひとつお願いします

くー(お、普段真面目そうなくせして酔うと面白いな、散歩いくか。)

おー、いっすねー、専務、散歩好きですよねー。仕事してるんですか。

くーん(当たり前だ、仕事は食う、寝る、遊ぶ、散歩だ。)

専務、古いっす、いくつですか、まだ1歳とかじゃなかったですか?

くーんくーん(いーんだよ、こまけーこたーいーんだよ。海老被害0でもいーんだよ。ボーズブログでもいーんだよー。よし、散歩いくか。あ、すいませーん、牛乳わん、あと、もつ煮わん、鶏皮わん、で。)

何かちょっとバカにされたような気がしたので、酔いに任せて専務をわっしゃわっしゃ掻き回した。



喜んでいるようだから困ったものだ。


何故か誘われた挙句、1年目である私がお勘定をし、居酒屋を後にした。

2017年3月24日金曜日

釣り名人。

※これは釣ブログです。

どうも皆様おはようございます。
万太郎です。



日本ではあまりメジャーにはなっていないが、ゲームの世界にもプロが存在する。

私が知っているだけでも、格闘ゲームやFPS(サバゲー)、RTS(戦略ゲー)があり、大規模な大会が行われたりするのだ。

海外では数億円の賞金が用意されたゲーム大会もあると聞く。

出場者は優勝を目指し、切磋琢磨し、ゲームのルールをよく理解し、コンマ数秒の駆け引きを行う。

私もゲームをよくやるのだが、現実を模したゲームと言えど、やはり技術であったり、センスであったりが必要なのだ。

そう言った背景も含めた上で次の画像を見ていただきたい。



釣名人である。

確かに自覚はないと言えば嘘になる。

釣場を見つければ敵の有無に関係なく糸を垂らし、そもそもの目的を忘れ釣りに勤しむ。

渓流であろうが、海であろうが、下水であろうがお構いなく仕掛を投入する。

最近では、目にも見えないミジンコを釣り上げ、抱えきれないくらいのタイヤを釣り、身の丈を越えるウバザメを釣り上げた。





まだまだこの世界は広く、まだ見ぬ魚種も数多いるであろう。

名人という称号をいただいても、いやいただいてからが出発点なのかもしれない。

釣り名人。

よっ、釣り名人。

しばし目を閉じ余韻を楽しむ。

む・・・



釣り名人の響きがとても軽く思えて仕方がない。

将棋の「名人」は重みがある。

最高権威者の称号。

釣り名人は逆に馬鹿にされているニュアンスすら感じられる。

調子に乗って書き始めたはいいが、書いている間にすでに意気消沈。

たかだがゲームのトロフィーでそんな事を言っているから軽いのではないか、という説も考えられる。

なんにしろ、まだまだ知識不足の、経験不足だ。

より一層の精進に励みたい。

2017年3月23日木曜日

海老被害0行進

皆様おはようございます。

ビールは金麦@万太郎です。



 事務所に戻ると、社長が事務所をうろうろしていた。



ご飯も一通り食べ、所在なさげにぼーっとしているだけのように見えるが、実は違う。

私の海老被害0について憂いてくれているようだ。



そう、海老被害0。

自画自賛してもいい。

私はよくやっている。

平和は保たれている。

だが、平和は退屈と読み替えても差し支えなかろう。

社長はミッションのやりがいについて憂いてくれているのだ。

私はそれについて少し考えながら、おもちゃ付きの紐がくくられた棒を取り出し、軽く振り回した。



 おもちゃに飛び付いて遊んでいるように見えるが実は違う。

被害0はどのくらい長いのか尋ねられているようだ。

たしか、昨年の12月からだから…、といいかけると、社長がもういい、といってくれたように感じた。

まだ慌てるような時間じゃない、と言っているようだ。

社長…。


社長の頭をもふもふと撫でつけると、飲みにいくか、と言われたようで、私は社長を抱き抱えダイニングに行き、缶ビールを開けた。

2017年3月22日水曜日

3月20日護衛ミッション 若洲海浜公園 短時間

 あと10分。

私は腕時計を確認し、つい気を抜いてしまった。

その時だ。

竿が弓なりにしなる。




どうも皆様おはようございます。
万太郎です。



皆様はヨメキゲワルナールというトラップをご存知であろうか。

妻帯者の方、ご家族のある方はさぞ悩まされていると思う。

釣好きにとっては一日でも、一時間でも、一分でも長く釣座に座っていたい、釣り竿を握っていたいものだ。

だが、あまりにも長い時間釣りを続けてしまうと発動するトラップがあるのだ。

ヨメキゲワルナール。

大変危険なトラップだ。

あえてもう一度いう。

大変危険なトラップだ。



大抵のトラップはその日の釣行のみ、もしくは仕掛けの一投や手返しにのみに影響する。

しかし、このトラップは釣行の後のプライベートにまで影響を与えるポイズン系のトラップである。

しかも、放っておくと事態は悪化する。

プライベートでの事務作業が増えたり、いつの間にかに一人の時間が急増するヨメジッカカエールに発展したり、最悪の場合、ミクダリハーンというダメージが自分のみにとどまらない事態になる。

大変危険だ。

だが、対処法はある。

ヨメキゲンワルナオールというレーションを処方するのだ。

これはトラップを受け、そのレベルがどの程度進んだかによって、もしくは処方する相手によってモノや金額が変わってくる難しい対処法だ。



この日私はこのトラップに片足を突っ込みつつあった。

まずいな。

こういう日は全く護衛に集中できない。

しかしせっかくここまで足を伸ばした。

私の護衛を待つ海老もいる。

時間を決めよう。

私はいつもより短い時間を自分に決めて護衛にあたった。



 あと10分か・・・。

油断したそのとき、竿が弓のようにしなる。

隣のおっさんだ。

地球を釣ったらしい。


現実は無常であり、そのタイミングで魚が・・・などという、そんなドラマチックなこと等そうおこらないのだ。



 私は後ろ髪をひかれながらも、急いで竿をかたずけ、レーションを購入し帰路についた。





 息を吸って吐くかのようにボーズを続ける釣りブログ。

2017年3月21日火曜日

3月19日護衛ミッション 若洲海浜公園 後編

どうも皆様おはようございます。
万太郎です。


前作の続き

 仕掛けを投げ込んだ。



 3月半ばだというのに人がいない。

シーズンはまだ先なのだろうか。



今日も魚が跳ねている様子は見られない。

2月のあれはなんだったんだろう。



 
 今日はマキエを用意してみた。




 ここに訪れる方はほぼご存知だと思うが、マキエとは手っ取り早く言うと、煙幕のことである

魚を陽動する粉や、海水を濁らせる粉、それに無数の海老を混ぜて海に投げ込むことで魚を撹乱し本物の海老を護衛するという、こちら側が仕掛けられる数少ないトラップのうちのひとつである。

またこのマキエと言うのはとても楽しい

様々な場所のコイの餌やりや動物園の餌やりは一つのアトラクションと考えてよく、これに近い。

それと海老の護衛という一石二鳥の理由で、海に青春を叫ぶ行為と言えるであろう。

またマキエを作る過程である、海水と粉を混ぜる行為も公園の砂遊びを彷彿させ、大変愉快である。

童心に返り粉を混ぜているうちに、空も明るくなった。



 すると、同士の方であろう、一名が10mの側で仕掛けを作り出す。

これだけ広い若洲で、人がこれほどまでにいないのに、なぜここで?と、考えもしたが、その方もマキエ、煙幕を投げ出した。

このマキエというトラップは、自分の護衛対象の海老のすぐそばに投げ入れることで自分の海老を護衛をするトラップではある。

だが、所詮は水の中だ。

ましてや、波もあれば潮の流れもある。

拡散するのである。

であれば、近くで投げてくれる他人のマキエは私の護衛対象にとっても効果があり、相乗効果が望めると私は思うのだ。

しかも、その方のいでたちを見るからに、私のものより手の込んだマキエを使っているに違いない。

今日もいけるかもしれない。

被害0だ。

と思うのも、更に今日は使用しているマキエを、予め海老にコーティングさせてきたのだ。


海老の守備力も上がっている。

棚を変え、仕掛けのポイントを変え、護衛を続ける。





 私の護衛の前で魚たちも手も足もでなかったのかもしれない。

対戦ゲームであるならば、全く空気を読まずに強キャラを使いすぎて周りがうんざりしてしまったかの如く、電気浮きがやる気なく海の上で横たえているだけであった。

今日もただただ平和な時間が流れていくのだった。



 納竿。


 今日もやりつくした私は、釣具を納めるため仕舞ってきたカバンの方、足元に目を落とした。



 カニだ。

 暖かくなり、生き物が活性化してきた証拠だ。

 足元でも私の海老をつけ狙い、また、さらにこのカニを狙うチヌなどが接岸し海老をも狙ってくるに違いない。

やはり、今後は今までのように簡単にセーブはできなくなるであろうことが予想できる。




 恐怖におびえながら、事務所に戻り、社長に被害0との報告をする。



何の興味もなさそうにただ朝ご飯を待っているだけのように見えるが、実は違う。

カニを見つけたのなら、捕まえてこい、と言っているのだ。

そうすれば子供も喜ぶし、明日の護衛対象としても使える。

カニのことなど報告もしていないはずなのに、社長はすべてお見通しなのだ。

以後気を付けます、と頭を下げ事務所を後にした。

報告以上

本日の被害
海老      0
イソメ     0
魚の上陸    0
うちリリース  0



釣れませんぞ!

2017年3月20日月曜日

3月19日護衛ミッション 若洲海浜公園 前編

どうも皆様おはようございます。

万太郎です。


今日も暗いうちに。

夜はいい

夜は大抵の人が寝静まっていて、起きているというだけで自分の希少性、オリジナリティーをあげてくれる。



 視界に入ってくる車の目的地は、なぜか自分の目的地と同じなのではないかという錯覚に陥る。

だが、よくよく見ると1台の車はキャリアに2枚のスノーボードを積んでいる。

ボードをのせた車の後ろにつくと、ボードのカップルがこちらを見て笑っているようにも見える。

「まだスノーボードができるような時期なのにね、くすくす。」「海老の護衛なんているのかな?」「いやー、護衛いらないでしょ、くすくす。」

私はボードをのせた車から視線をそらし、無理矢理追い越し、若洲に急ぐ。

もうこの時期だ、昼間は15度前後まで上がることもある。

水温も10度を超えると魚が活性化してくるらしい。

もうそろそろ活性化してくる頃ではないのか。

若洲の駐車場に到着し、車を停めてエンジンを切る。

車のディスプレイに10度はまだまだだよ、と嘲笑うように外気8度の表示が出る。



 仕掛けをセットし、 人工磯へ急ぐ。

もうすぐ日が出てしまう。

せっかくセットした電気浮き、ということもあるが、電気浮きが浮いている様子はとても神秘的で何ものにも替えがたい落ち着きを与えてくれる。

その落ち着きを1週間、2週間東京のジャングルで彷徨っていた自分が欲しているのかもしれない。



 それにしても人気がない。

 堤防から離れた位置の方が潮通しがいいらしい。

 シーズンになると混んでてなかなか入り込めないが、今なら入り込めるはず。

ここだ、と位置を決め、人工磯に乗り込む。

なん…だと…。

またもや全く人がいない。



まさか、と思い携帯で潮状況を調べる。

小潮。

前回も調べずに来て、引き続き今回も全く成長しない。

だが、小潮だろうが、なんだろうが関係ない、海老を守るたけだ。

仕掛けを海に投げ込んだ。




2017年3月19日日曜日

釣吉を名乗るものの仕掛け

どうも皆様、おはようございます。
釣りど素人万太郎です。



仕掛について何度か書かせていただいた。

素人の人が必ずやりたがる、針をいっぱいつけて、餌をいっぱいつけて、とりあえず餌取、外道もなんのその、どんなもんでもかかってこんかい、の仕掛。

若洲という、都会の大砂漠で獲物を選ぶ余裕などない。

もちろん私も例外ではない。

針はびしっと一本のみ、な方というのはおそらく狙う獲物が決まっていたり、獲物の棚も大体わかっている方だと思う。

私がそんな方々を真似する必要はないと思うのだが、皆様はどうお考えか?

昨年使ってみた仕掛はウキの下にサビキ仕掛をつけ、その下に一本本命狙いの針を付けると言う作戦。



まさにムカデのような仕掛け

これが結構面白くて2、3度使ってみてるのだが、魚にとってはやはり一番人気は一番深い本命針。たまに一番浅い棚にかかったりして、何が出るかな感覚だ。

この仕掛けの一番の問題点は、よく絡まること。

仕掛けは針が多ければ多いほど、複雑であればあるほど、よく絡む。

特に投げるとダメ。そーっと落とすくらいなら問題はなさそう。

特に、長くて柔らかい竿は取扱注意だ。

という風になってくると、逆に素人向けなのか、玄人向けなのかよくわからない仕掛けと言っても過言ではないと思う。



 そんな私であるが、普段使用しているのは先端に針一本、その手前にエダスを一本付けるといった、どちらかと言えばシンプルなもの。




絡むのは嫌だし、かといって針一本で太刀打ちできるほど棚についてわかってるわけでもなく、それでいて、エダスをいっぱいつけるのは面倒だし、といういろいろな兼ね合いから、そんな仕掛けを愛用している。

下と上の針を変えてみたり、試行錯誤を繰り返している状況だ。



 そうはいっても、私の護衛の才能の前では、どんな仕掛けであっても海老を守り通すことができる。

その仕掛けを見ただけで、魚が逃げ出す釣り界のセコムのようなものだ。




明日は釣りに行けるかなー、という3/18夜。

2017年3月18日土曜日

アマゾンからもっふり。

皆様こんばんは。

釣吉万太郎です。


 事務所に戻ると、アマゾンから何かが届く。

やけに重みがあり、運ぶのに苦労する。

自室に戻って開けてみると、もふっとした社長が入っていた。




 社長、何やってるんですか・・・。

「何やってんだじゃないよ、お前が中身を出して置きっぱなしにしてあったちょうどいい大きさのダンボールがあったから入ってただけで…、おい何写真撮ってんだよ、あっちいけ。」という顔をしているように見えるが、実は違う。

世の中三連休だが、お前は釣りにいけるのか?と、問うているようだ。

そうなのだ。

なにやらイベントごとが多く、私の釣りの時間が家族のスケジュールに組み込まれていないような気がするのだ。

先週も行ってない、今週は行きたい、来週は行けるのか、そんな悩ましいエゴが頭の中に渦巻く。

私の護衛を待つ海老たちがいる。

社長は無言でダンボールに入ったままだが、ジレンマの末、首をもたげ、涙を流す私の肩に手を置き、「大丈夫だ。責任は私が取る。好きなようにやってみろ。」と言ってくれているようだった。

社長…。


嫌がる社長をわっしゃわっしゃもっふもっふし、ストレス解消をした部屋をあとにした。

2017年3月17日金曜日

rrrrr...ガチャ、電子殲滅隊です。

どうも皆様おはようございます。
資金難@万太郎です。


先ほど、電子殲滅隊隊員から連絡を受けた。

 電子隊員が何名かいるのは把握しているが、得体の知れない色付粉餌の様な物を使い魚を陽動する、あのいけすかない女だ。

最近では半袖で魚を抱き抱え、人心を惑わせた。












中国の四大家魚を全て確保したと言う。

中国の四大家魚といえば、ソウギョ、ハクレン、コクレン、アオウオの4匹であろう。






淡水魚、コイ科であり、プランクトン、水草、貝類などを食べ、画像を見ていただいてわかるであろうか、1m以上の大きさになる。

中国では古代より、食用、薬用、観賞用、スポーツフィッシングの対象としても知られている。

日本では利根川に生息。

1mを越えるものは数十万で取引されることもあるという…


数十万…!?  利根川か…。

(※個体数が少ないのでリリースが望ましいそうですw。)


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2017年3月16日木曜日

3000年後の釣果

どうもどうも皆様おはようございます。
3000年後@万太郎です。


ニーアオートマタの話は少し前にした。

ストーリーはというとエイリアンがロボットを使って地球に攻めてきて、地球人がのっとられた地球を取り戻すという話。

なのだが、このブログとしては釣りの話。

釣り自体はさすが3000年後と言うこともあるのだろう、お供のポッドが魚を探してきて、プレイヤーは○ボタンひとつで釣れてしまうと言う、なんとも親切すぎる設計。


こんな感じの鯉が釣れたのだが、



こんなのやらこんなの、




エイリアンが地球に放ったとされる機械型の魚である。

目的はというと、人類の食糧源の一つである魚類の駆逐とのことらしい。

はっきり言ってアホらしいとしか言いようがない。

機械の魚なぞが生き物の魚に敵うとも思えないし、だいたいわざわざ機械の魚を作ったり、それを欲するような輩がこの世にいるとは思え…

と、ここまで書いたところで、大きなプレッシャーを感じた。

そのプレッシャーのある方向に目をやってみると、


ずいぶん前にトイザらスで購入した機械のクラゲがゆっくりと明滅しながら上下していた。

地球がエイリアンに襲われる日は思ったより近いのかもしれない。


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