2017年4月19日水曜日

新人歓迎会 ~若洲サイクリング~

どうも皆様おはようございます。
万太郎です。



 事務所で社長に海老被害の報告が終わると専務に呼ばれる。


くーん(おい、新人も入ったことだしわかってるよな、あれやらなきゃな。あれ。)

鉄郎の歓迎会のことだろうか。

くーん(サイクリングだよ、サイクリング。)

そんな話今まであったのかと思い巡らせたが、記憶にひとつもない。

くーん(さあ、行くぞ。)

専務は嬉しそうにリードをくわえて走り回っている。

そういうことで、鉄郎と家族、専務を連れ、若洲海浜公園にとんぼ返りした。



 そういえば、サイクリング等やったことない。

午後の若洲海浜公園は駐車場で並んでいる。

15分程並んで駐車場に止める。

待ちきれなくなった子供と専務が勢い良く車から飛び出す。

そしてやはり、自転車貸し出しコーナーも並んでいる。



 ここで若洲のレンタル自転車についてまとめておこう。

大きく分けて3種のレンタルがあり、①普通、②特種、③電動とあり、それぞれレンタルの受付場所が違うので注意が必要だ。

普通は園内を回ることのできる自転車で、いわゆるママチャリとタンデムというのがある。

タンデムとはサドルが二つ、ペダルが二つ付いたもので二人乗り専用の自転車だ。



特種とは10m四方程度の中のみでの使用となり、園内を自由に運転できない。

しかし、正に特種な自転車がたくさんあるので、これはこれで楽しめるはずだ。



電動(バッテリーカー)はこぐのが楽チンな電動自転車というわけではなく、遊園地に良くあるような、パンダさんの乗り物だ。



 10分ほど待っただろうか。

私はタンデムを借り、娘と普段は行くことのない巨大風車へと走らせる。



自転車に乗るのは随分久しぶりだ。

後ろで娘も漕いでいるので楽チンである。

普段遠目にしか見ない風車を眺め、その大きさに改めて震撼する。

そして、子供の遊具が多数ある広場を回る。

私の海老やイソメの護衛はここで役に立っているのだろう。

子供から大人まで屈託のない笑顔で遊んでいる。

私はまた、改めて自分の任務の大きさを実感した。



    一度サイクルセンターに戻ると、専務に挨拶して、堤防の方に向かう。

いつものトイレ、いつものショップを自転車から眺めるのは新鮮だ。

堤防、人工磯を右手に高台から海を望む。

いつもいる前線を高台から自転車に乗って眺めると、いつもとは違う風景に驚く。



 こんなに広かったのか。

海老の護衛だ。

竿先や道糸、浮きばかり集中してしまう。

だが、広い視野での護衛も必要なのかもしれない。

今回は公園すべてを一周するのは辞めておいた。

妻とともに専務をサイクリングセンターに残してきたからだ。



 一通り遊び、楽しかった、また来たいなどと感想を述べあいながら、車に戻る。

後部座席のドアを開け、私はしまったと思う。

そこには鉄郎がふてくされた姿で横になっていた。



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