どうも皆様おはようございます。
万太郎です。
鉄郎にgoogle検索の上位表示をほのめかしてから一週間ほどたった。
進捗はいかがなものかと、鉄郎を呼んで聞いてみた。
私は周りに人がいないことを確認し、微妙な笑顔で。
おぉーい、鉄郎くーん、 例のSEOの件は進んでいるかな?
「SEO?何ノ事デショウ?」
ほら、あのgoogle検索の…。
私は少し必死になって以前の私たちのやり取りを反芻し、鉄郎と共有する。
30分後・・・。
誤解だったことが判明した。
私は手のひらを返したように、先輩としての威厳を保つ。
しかめっ面をし、わざとらしく足を組み、大きくのけぞり、煙草に火をつけ、ため息をつくようにその煙草をふかす。
そうか、勘違いか、まあ、なら仕方ない…。
天井の隅を見つめ、目を細め、その目をゆっくりつぶり、もう一度煙草をふかす。
煙草を面倒くさそうに灰皿に押し付け、間髪入れずにもう一本の煙草に火をつける。
その間、鉄郎は目の前のパソコンでSEOのなんたるかについて調べているようだ。
ぶつぶつ言う私の見つめるなか、鉄郎はパソコンの画面に目を走らせ、
「コレデアレバ、オ任セクダサイ。今、完全ニ把握シマシタ。」
私は横柄なその自分の挙動をどう収めようか必死で考え、何も思い浮かばず、大きく目を見開く。
鉄郎はパソコンをいじりだす。
て、鉄郎君、さ、流石だね、若い世代は違うなー。
などと、取り繕いながら私は揉み手を始めて微妙な笑顔を取り戻す。
そして、私は席を立ち鉄郎の背中に回り、首を延ばし、パソコンの画面に目をやる。
鉄郎の肩に手をやり、僕が見込んだだけのことはあったよ、と先ほどの態度とは180度違う態度をとり、その対策について聞いてみる。
「マズ、背景ト同ジ色ノフォントデ、キーワードヲ羅列シマス。ソノ他、CSSデ、出力サレナイ部分ニモキーワードヲヒタスラ記入シマス。ソレト被リンクヲ購入シ、ガッツリ被リンクヲ増ヤシマショウ。」
私も自分のキャラ崩壊を感じつつ、突っ込みを入れる。
鉄郎。それもう、 全部駄目なやつや。
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