2018年7月3日火曜日

06月17日 若洲海浜公園 ~サッとオキアミ~


どうも皆様おはようございます。

万太郎です。


 先週は雨風で釣り人にとって絶望的な日であった。

今週は昨日までしっかり雨が降り、風もあったが、この日、6/17の朝方だけは奇跡的に風がやみ、午後からはまた風が強くなる予報だ。

ぽっかりと開いた釣り時間。


長袖が調度良いくらいの気温、風は2m。

波もほとんどない。

幸せな時間だ。

一週釣りにいけなかっただけで、釣りに行ける自分がとても幸せに感じる。

海に浮かぶウキを眺めているだけで、それだけで良いのだ。

今日は新しい餌にチャレンジする。

マルキュー解凍不要サッとオキアミだ。



画期的だ。

なにせ、冷凍のものだと、溶かすのに時間が掛かれば、部分的に使おうと思うと割らなければならない手間もある。

解凍してしまってから、いざ釣り時間に天気が崩れることもあるし、都合がつかなくなることもある。

常温で保存できるのであれば、ごまかしが利く。



  さっそく人口磯にて、バッカンにあける。

思ったよりも液体がある。

見た目どおり、赤い。

粒が大きいが冷凍オキアミのそれと比べるとかなり固い。

溶かしたオキアミブロックから刺し餌を取っていて、今回もそのつもりでいた。

鈎に刺そうとすると、きれいに刺せずその固さの為ぼろぼろと崩れてしまう。

何匹か挑戦し、上手くいったそれを眺めてみるも、いつものオキアミに比べて旨そうには見えない。

魚がこれに?

と、ここで、鈎につけた赤いサッとオキアミが言う。

”おいおい、護衛がお前で大丈夫なのか、しっかりしてもらわないと困るぜ。”

”なにせこっちは命がかかってるんだからな。”

まだ今日の釣りは始まってもいないが、心には暗雲が立ち込めている。

いや、今日はこいつを守るのだ、と思い直し、仕掛けを海に投げ入れる。

海の中から先ほどのオキアミがうるさく言う。

”おい、ちょっと投げ込み遠いんじゃないか、撒き餌届いてないよ、なにやってんの。”

”魚かすったぞ、俺が避けなければ食われてたぞ、下手くそこのやろう。”

そうこうしていると、隣に釣座を構えた夫婦であろう、女性の方が、40cm以上の型のセイゴを釣り上げる。

重たそうにぶっこ抜きした。

”隣やられたぞ。気抜くなよ。”

”撒き餌右舷、遅いよ。”

”下手くそな誘いいれるな。”

更に、左隣の方が魚とやりとりしているのが視界に入る。

いったい何が釣れたのかと、視界の端に注意を向ける。

ギ、ギマ?

懐かしく思う気持ちと、若洲にいたのになぜ今まで出会えなかったのかという甘酸っぱい気持ちが胸に広がる。

隣の仕掛けは、餌は。

しばし後、10m隣に魚を外し、鈎に餌を付けたのであろう隣の方の仕掛けを凝視する。

どんぐりウキの先の鈎には、カニ?いや、イソメ房掛けであろうか。

オキアミではなさそうな、黒っぽい塊が見えた。

”おーい、ぼーっとしてねえか、釣れちゃうよー、俺釣れちゃうよー。危ないってー。おーい。”

私は、次回のイソメ房掛けを心に決め、釣竿を片付け、人口磯を後にした。

納竿。




ボーズ。ギマ久しぶりに釣りたいです。隣の人がギマだったのかもいまいち見えなかったですけど。サッとオキアミは刺し餌としてはなかなかどうして。

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