皆様おはようございます。
万太郎です。
チンアナゴとはなんなのか、浮きとは何なのかを突き詰めて考えた。
チンアナゴに寄せれば浮きとして認識しづらくなる、浮きに寄せればチンアナゴとして認識しづらくなる。
とすると、答えは簡単だ。
浮きとして、というのであればお店で売っている浮きの方が機能的であろう。
しかし、誰もこの場所にそんなものは求めていないのだ。
チンアナゴに寄せる以外に答えなどない。
というただ一つの答えが出た。
早速試作品を持って若洲だ、と思うも、本日もやんごとなき理由で荒川へ。
今日は快晴、風もない。
川面は荒ぶることもなく、鏡面のようだ。
鏡面といっても、荒川だ。
均一にきれいにぺったりと泥を塗ったような、淀みのある色をした鏡面である。
撮影釣り日和。
こんな日に釣りをしたければ、恐らくみな、海に行くであろう。
誰もいない川岸を自転車で走り、適当な場所に釣り座を作る。
いままではあまり作ったことのない連浮きの仕掛けを作る。
連浮きはロマンがある。
見ているだけで落ち着く浮きが2個3個と水面に並ぶのだ。
浮き好きには堪らないものだ。
欠点はどうしても固定浮きになってしまい、浮き下が竿の長さより取れなくなってしまう事だ。
要するに深棚が狙えないのだ。
若洲の人口磯に磯竿以上の深い底などない、のかもしれない、が、これはこれで認識すべきであろう。
そんなことを考えながら仕掛けを作り、まずはチンアナゴを仕掛けと共に投げ入れる・・・。
速い。
流れがとても速い。
この鏡面のような、たまにゴミが浮かんでいる、のっぺりときれいな川面だが、かなりの速度で流れている。
これは想定外だ。
そして、風もないので、浮きがキョロキョロとせずに、一点をまっすぐに見つめている。
また、川に浮き沈みもないので、軽い波のような上下の動きもない。
動きがいまいちつまらないので、連浮きにしてみたり、小さいのを混ぜてみたりするものの面白みに欠ける。
一通り試したものの、このチンアナゴの浮き自体の今後を、この川の鏡面のように映し出されているような気がした。
風も雲もないきれいな青空と、のっぺりとした鏡面のような川面との間で、チンアナゴは私と目を合わせたまま、速い流れに身を任せ、流れに引きずられて徐々に沈んでいった。
納竿。