2017年4月26日水曜日

4月23日護衛ミッション 若洲海浜公園 後編 ~効率重視~

どうも皆様おはようございます。
万太郎です。



4時55分。
人工磯へ急ぐ。

途中で車にイソメをおいてきたことに気づき、釣具を担いだまま車に戻る。

大丈夫、このロスは想定範囲内だ。



5時03分
釣座を決め、仕掛け準備。

その前にマキエの準備だ。

あたふたしていると、杓を海に落とし、恐る恐る拾う。

このロスも想定範囲内だ。

5時10分
浮き仕掛投入。

手前から沖へ。

棚は1ヒロから1.5ヒロ。

イワシが回っているとの事で、勝手なイメージから沖合を狙う。

投げぎみだ。

仕掛に使ったウキは至って普通のウキである。

抜かりなどない。




6時21分
調子にのって投げていると、仕掛が絡む。

この程度ならすぐにほどけるだろう。

…これがこうきて…

…イソメが邪魔だな…

…ここがこっちで…

…ん、あー、なるほど…

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15分後。

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私は道糸をハサミで切り、絡まった仕掛をごみ袋に入れた。

想定範囲内だ。

6時45分
仕掛を換えミャク釣りへ移行。

意外と根掛かりしない。

想定内だ。

マキエを撒きながら左右2,3メートルを探っていく。

検針屋の真似事もなかなかに楽しいものだ。

7時05分
後ろから人の気配。

その少しふくよかな方は私に挨拶をし、左隣20mに釣座を設置した。

マキエを作っているようだ。

7時30分

イソメの護衛を続けていると、隣の方がこちらに近づいてきていることに気付く。

その距離10メートル。

その方のバッカンを除いた釣荷物は20m隣に置いたままだ。

7時45分
隣との距離は5m。

近い。

私は隣に人が来てから動いていないはずだ。

近い。

まさか、私のファンか。

有名になったものだ。

さすがに真剣な護衛中には声はかけない。

8時15分
もはやこれまで。

仕掛を回収し、竿を片付け、散らかったマキエを流す。

私の左右はこんなに空いているのに、近づいてきてしまうほどのファンだ。

最後に一声かけよう。

最近どうですか?

??。

カタコトだ。

どうやら中国の方だろう。

あの距離感はそのためかもしれない。

「今年は久しブリです。今は⚪△⚪◻がイるから釣れルはずです。その青イソメじゃダメです。釣れないと思いマス。」

…。

…。

イソメ、お前達は、悪くない。

選んだ私が悪かったのだ。

イソメ…。

もちろん… このダメ出しも… 想定範囲内… だ。



 すべては、想定範囲内だ。
世の中思い通りになどならないという、ただ一点についてのみ。

ビジネスなんてそんなもんだ。



そういえば、鉄郎はどうしたのかさっぱり分からない。

車からは降ろしたはずだが。

まあ…いいか…。


私は悲しみに明け暮れて、鉄郎を放って家路についた。


イソメ被害  0




え?イソメって駄目なことあるの?
ボーズ!

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