前回のあらすじ
大潮商事に勤める三年目営業マン海老男は、社内恋愛で結婚した海老子と幸せな生活を送っていた。ある日、取引先のひとつ大波不動産で海老男が中学の頃恋心を抱いていた海老美に出会う。海老美は今回の取引の中心人物だ。そんな海老美から食事の誘いがあった。もちろん断る理由のない海老男。海老美と会食に出掛ける。だが、食事中、話はあらぬ方向へ…。
浮きの明かりを見るだけで来た甲斐があったと言える。
しばらくの間、平和な時間が続く。
先週と違うのは、今日は魚が跳ねることもなかった。
そして、鳥たちも心なしかのんびりしているように見える。
海老の安否を確認する
寒さ、暑さ、天気、気圧によって棚を変えることで、海老の被害を押さえることができると言う。
寒い時は…、棚は深めだろうか…。
棚を2ヒロ近くとってみる。
こんな深くしたことないな…
なれない深さで手返しに戸惑う。
海老の無事を確認する度に安堵のため息をつく。
私の護衛の甲斐もあり海老の被害はゼロ、完璧な護衛だ。
近くを小さな鳥が潜って餌を探している。
寒い。
先週より寒い気がする。
ようやく、そこで思い当たる、昨日の夜、社長の言葉。
厚着していけ…
すべてお見通しであったのかもしれない。
いくら、海老被害ゼロの完璧な護衛をしても、寒さで体調をくずし、ミッションに出られなくなるようではグズ以下だ。
社長の言葉を軽く聞いてしまった自分を恥ながら、納竿。
帰路につき、社長に報告。
被害ゼロです。
と報告するも、特に安堵する様子もなく、社長は無言で外を眺めている。
おそらく今日の被害ゼロも見越していたのだろう。
報告以上。
本日の被害
海老 0
イソメ 0
魚の上陸 0
うちリリース 0
海老 0
イソメ 0
魚の上陸 0
うちリリース 0
魚が釣れない釣ブログ。
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