どうも皆様おはようございます。
THE万太郎です。
なかなか釣りにいけないと、ここが釣りブログであった事を忘れてしまい、更新する為のゲームをひたすらにやり続け、近くにいる狸猫や犬の写真を載せてみたりして、いったい何が目的だったのか失念してしまいそうになる。
そう、ここは釣りブログ。
このブログを見ていただけている読者様であれば、私の海老護衛能力について定評があることはわかっていただけていると思う。
しかし、私も人間だ。
ミスはある。
特に、暖かくなってくると魚の活性も上がり、積極的に海老が攻撃を仕掛けてくる。
私が初めて魚に襲われたときのことをここに記載したい。
あれは・・・、忘れもしない、昨年2016年7月10日である。
当時、各地を転々としフリーの護衛任務に当たっていた私は、それまで完全に被害を0に抑え、有頂天になっていた。
人生で護衛を始めたのがその年の5月で、それからほぼ毎週のように護衛任務に当たり、被害0なのだから、我ながら大したものだ。
しかも、海老に比べ、護衛難易度の高い、イソメである。
一度、若洲海浜公園には訪れてはいたのだが、人口密度が高く、あまりの密集戦に辟易し、新たな戦地を求めていた。
そこで見つけたのが、高洲海浜公園だ。
戦場も広く、同志もそこまで多くはなく、仕掛を作り、投げる練習にはうってつけだ。
だが、釣り場の目の前5mくらいまでテトラが積まれていて、短いロッドでは仕掛を海に投げ込むことすらままならない。
私は、安価で投げ竿を調達し、戦場に赴いた。
もちろん、釣りど素人の私は、その場所、その時期にどんな魚が生息しているかも全く把握していない。
インターネッツや現場での風の噂で、イシモチ、キスなどという単語を聞きかじり、その類の仕掛を購入した記憶はある。
投げ竿を振りかざし、返って来いよ、と願いつつイソメを海に投げ入れる。
かと言って、魚に襲われることなど考えてもいなかった私は、海には実は魚などいないのではないかという考えに至っていた。
現に、手ごたえを感じ、しまった、とイソメを引き上げると、掛かっていたのは貝殻であったり、ブヨブヨしたなにかであったりで、何度安堵のため息をついたことか。
この時も油断していたのだ。
微妙な手ごたえから、リールを巻く。
どうせ・・・と思いつつも、しかし、いつもと何かが違う。
仕掛けが海上に近くなってくると、魚がイソメにかじりついている事が鮮明となってくる。
まさか・・・、そんな・・・。
海に・・・、魚はいたのか・・・。
しかも、なんだこいつは?
陸上に引き上げ、イソメの被害を確認し、冥福を祈る。
問題はいったい何が襲い掛かってきたのか、だ。
当時、この生命体がなんなのか知らなかった私は、恥をしのんで、隣の年配の同志に聞いてみた。
こいつはなんなのか。
やられたか、と苦々しい顔をして、「ジンメだ、ジンメ。」私は興奮のあまりか耳が聞こえずらくなっているのかもしれない。
すぐ調べてみたのだが、【ジンメ、幻の魚(ホシガレイ)】。絶対に違う。
おそらく、釣りをされている方、このページを見ている方にとってはメジャーな生き物なのであろう。
私にとって、初めての被害がこの「ギマ」である。
陸上で自分の体を支えるほどのトゲ、体から分泌するネバネバした体液、容易に調理は受付けない硬い皮。
もし、ご存じない方であれば、google先生に聞くとよいかもしれない。
あまり食用にはしないらしいが、西の方では食用にし、お店でも売られているとのこと。
その後、動揺した私は、もう一匹、ギマからの被害を出してしまった。
しかし、敵ながら天晴れだ。
いくら我らの海老やイソメに噛り付き、被害を出したとはいえ、奴らも生き物だ。
丁寧に供養しなければいけないだろう。
最大の供養の方法は太古の昔から食すことだと決まっている。
先ほどの年配の方に、こいつは食えるのか、と疑問を投げかけてみると、やはり渋い顔をして、捌くのは大変だとの返答。
しかし、私の初めての好敵手である。
恐る恐るではあるものの、事務所に持ち帰り、供養を上げた。
一通りの後片付けをし、一息ついた私であったが、この時、この後2か月にわたってギマの強襲を受け続けることになるとは思ってもいなかった…。
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