どうも皆様おはようございます。
万太郎です。
土日の台風が続き、満足に釣りにいけない日々が続く。
フラストレーションだ。
今週の土日も台風がやってくるという予報をキャスターが深刻そうに話している。
この調子では、今週末もまともな釣りはできない。
フラストレーションだ。
自分のフラストレーションは自分の知らないところでどこかにぶつかり、またそれが何かにぶつかり、必ず自分に戻ってくる。
「風が吹けば桶屋が儲かる」「バタフライエフェクト」などといってもいいだろう。
このフラストレーションは何とかしなければいけない。
本日10月26日(木)。
平日だ。
もちろん、自分の仕事もあり、釣りに行く時間などない。
何とかしなければならないフラストレーションの解消方法を考える。
末に、私は今が10月であることに思い至った。
月見だ。
月見に行こう。
であれば仕事が終わってからでも楽しめるはずだ。
思い立ったが早いか、私は駐車場の砂利を蹴散らしながら車に乗り込んだ。
その時間 20:13。
月見をしに来ただけだ。
私は月の見える場所を探し、若洲の人口磯、真ん中辺りを陣取ることにした。
釣竿を準備し、仕掛けを作る。
そして、お月見のために用意したアオイソメを仕掛けにつけた。
完全な月見だ。
周りにはこんな日でも釣りに来た方々がいる。
こんな日にまで釣りとは、本当に釣り人というのはちょっとどうかしているのだろう。
しかも、釣れているのならまだいい。
本来の目的を果たしているからだ。
釣りをしている人間を横目に、お月見の作法として竿を振り出し仕掛けを投げ入れた。
30分ほど経つと早々に月は沈んでしまった。
しかし、まだ星が浮かんでいる。
月のない月見も風流なことだ。
そして周りにはまだ数名釣りをしている方がいる。
こんな時間まで釣りとは。
どれほどの暇人だ。
さらに数分後、隣の方々も竿を納め始めた。
私は帰っていく隣の釣り人を横目に、イソメを付け直す。
真っ暗な海をにらみつけ、仕掛けを投げ入れた。
時間は 22:15。
時間は巻き戻って 20:13。
私は駐車場の砂利を蹴散らしながら車に乗り込んだ。
飛び跳ねる砂利を、そこに棲む鈴虫が迷惑そうにオーケストラを中断し、息を潜める。
鈴虫の鳴き声を楽しんでいた駐車場の隣家の佐藤さん宅で鳴き声の中断と共に晩御飯の用意が始まった。
佐藤さんの隣家、鈴木さん宅では隣の晩御飯の匂いが漂い、晩御飯の用意をしない妻に対し小言が始まり夫婦喧嘩が勃発する。
鈴木さんは夫婦喧嘩にうんざりし、家を出て彼の友達、田中さんの家に逃げ込んだ。
田中さんは鈴木さんの気分転換にと、犬好きの鈴木さんと飼っているポチの散歩に出かけた。
ポチは散歩にだかけると必ず遠吠えを一つする。
遠吠えを聞いた人口磯の奥で猫は足を滑らせ釣り人に投げてもらった魚を落としてしまう。
ぼろぼろの魚は人口磯中ほどまで泳ぎ、ここは危険だと、他の魚に伝え離散を促す。
魚たちは危機を感じ、人口磯から離れ始めるのだった。
時間は 22:15。
何の反応もない。
15℃を切ると魚の活性が悪くなると言う。
いや、今日は月見だ。
魚など関係ない。
と言いつつも、時間は 22:30 になってしまった。
今日(の月見)はここまで。
納竿。
雷電知ってるのか! これは、バタフライエフェクティブボーズ!
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