子猫ちゃん万太郎です。
先日、ハゼの大群にやられた。
あの巣は早いうちに何とかしなければならない。
しかし、この日は雨が降っていて断念せざるを得ない、と考えていた。
だが、午後からの晴れ予報、社長の外出など、好機が重なったため、急遽、短時間決戦に踏み込んだ。
あまりに急遽のため、イソメは手に入らなかったので、ハゼに効果の高いアサリで勝負することとした。
また、今回は100均ダイソーにて新たな装備を入手した。
穴釣りに有効とされるブラクリだ。
万全とは言えないが、調査程度には問題ない。
まだ少々雨が残る午後、時間と天気によるものであろう、先日いらっしゃったルアーの方は1名のみだ。
私は先日と同じ場所に赴く。
そこで私はぎょっとし、目を見開いた。
不可解なシンボルが建造されている。
ハゼに気づかれたか。
もしくは第三者からの何らかの信号であろうか。
私は、それをできるだけ気にしないように仕掛けを作る。
そして、前回と同じように足元に落とす。
おかしい。
反応無し。
左右へ移動し、足元に落とす。
反応無し。
まさか、巣を嗅ぎつけられた事に気づき、既に大移動を終えているということであろうか。
私は足元を念入りに探るも一向にハゼは姿を現さない。
アサリが効果的でないのだろうか、など思いを巡らす。
そこで、私は釣り座から左側のストラクチャーに目がいった。
明らかに前回来た時に比べ水位が高い。
なるほど、と、いうことは。
奴らの巣は足元でなく、叱るべく距離分、踏み込んだ位置の底にある、ということだ。
私は足元より先に仕掛けを投げた。
間もなく、アサリに食い込む感覚があった。
やはり。
私は必死に素を探るべく、アサリに指示を出す。
しかし。
アサリが引かれた感覚の後、仕掛けを戻そうとすると、しっかりと根がかっている。
少し引っ張ると仕掛けごと持っていかれてしまった。
ハゼ仕掛けはそもそも大物に出くわす想定をしていないため、そこまできつい結び方をしていなかったせいもある。
もう一度試してみると、やはりいとも簡単に根がかった。
そもそもハゼ相手にはブラクリの仕掛けは針が大きすぎた。
以前使用して巻いて持って帰ってきていたサビキ仕掛けが目に入った。
これは案外、針も小さく、ハゼにうってつけでは。
アサリを針につけ、先端に軽い重りを付け、巣であろう位置の先に投げ入れた。
幾本もの針に反応が見られたような気がする。
引き上げようとすると、これもやはり根がかっている。
重りはだめか。
重りをはずし、ミャク釣りの要領で仕掛けを落としてみる。
すると、アサリのみキレイに無くなり戻ってきた。
なんという事だ。
深みに入れば戻って来れず、軽く探ってはアサリのみ連れていかれてしまった。
投げ入れるたぴ完全に迷子だ。
ハゼの迷宮、ハゼの巣ラビリンス。
私は全てのアサリを持っていかれたハゼの巣に脅威を覚え、退却することとした。
納竿。
語呂がよすぎるハゼの巣ラビリンス。
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