皆様おはようございます。
万太郎です。
10月23日。
平日。
ひょんなことから平日に若洲に行けることになった。
考えてみると、平日の若洲には今まで行ったことがない。
いつもは1m隣には人がいるほどの混雑ぶりだ。
平日は人が少ないことが予想できるが果たして。
今日は新人のじゃが丸を釣れていくことにした。
若洲の厳しさを早めに叩き込まなければいけない。
じゃが丸の準備もし、7:00ころに到着。
ばう!
じゃが丸、うるさい。
堤防はどこでも入れるくらいの混み具合。
いわばガラガラだ。
堤防のやや奥目に釣り座を作る。
今日は疑似海老、サビキだ。
人が少なく、なんとなしに疑似海老も寂しそうだが、今回に関しては護衛も何もない。
準備をする間、じゃが丸に準備のイロハを教える。
リールをガジガジとかじり、ラインを結ぼうとしているようだが、一向に進まず、ラインと戯れているようにしか見えない。
仕方がない、とラインをガジガジとされながら結び方をしっかりと教えていく。
最初はみんなこんなものだろう。
そして、竿を二本立て掛け、ぼうっとする。
1本は立てかけた竿から自然のままに海に落とし、もう一本は上にサビキかごを、下に重りをつけ、ちょいとだけ投げて投げサビキにする。
投げサビキは時に大物が来る。
10分に一度くらい竿が揺れ、疑似海老が襲われていることがわかる。
来る魚は小さく、ときに20cmくらいのコノシロが姿を見せる。
ひっきりなしに来るわけでもなく、慌ただしさを感じることはない。
やや寒いが、気候といい、釣れ具合といい、とてもちょうどいい。
どでかい何かが引っかかることも期待しないわけでは無いが、まあ、こんな日は堤防でゆったりできれば、それだけで幸せだ。
じゃが丸の初陣としてはちょうどいいだろう。
午前10時を過ぎると、竿がしなる頻度も減り、ぼうっとする時間が増える。
じゃが丸は紐に繋がれたまま、いまだに走り回っている。
底なしのうっとおしさ元気さである。
午前11時。
後ろに設置したベンチに座り、うつらうつらとする。
と、投げサビキの竿がお尻を浮かし、魚の到来を告げる。
この反応からすると、かなりの大物かもしれない。
竿の前に駆け付け、落ちそうになっている竿をかろうじて掴む。
軽く合わせてみると、大きな手ごたえ。
急いでリールのドラグを緩め、臨戦態勢に入る。
ゆっくりだ、ゆっくり。
ゆっくりと、リールを巻き始めると、軽い。
手ごたえどころか、仕掛けがついているような手ごたえさえなくなっている。
やられた。
ゆっくりとリールを巻きあげると、上に付けたサビキかごから先がなくなっている。
おかしい。
しっかり結んだつもりであったが、結びに手抜かりがあったのかもしれない。
じゃが丸は何事も気づかなかったかのようにおとなしくなり、そ知らぬ顔をしている。
納竿。
しかし、平日の釣りはいい。
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