おはようございます。
不安障害、万太郎です。
久々の登場になるが、社長がにゃーと言っている。
腹が減ったのかとカリカリをしゃらしゃらと皿に入れてみるもなにか違うらしい。
ついでに専務にもご飯を皿にいれてやる。
だが、専務はお腹が空いてないのか、落ち着きなく特に興味も示さずうろうろとしている。
にゃー。
11月なのに暑いので水か、と思い新しい水に変えてみる。
にゃー。
いや、どうやらこれも違うらしい。
よくよく観察してみると、部屋の隅を凝視している。
視線を追ってみると、何かいる。
黒い毛むくじゃらが檻の中でこちらを見ている。
バウ!
そしてはるか後方からにゃーと聞こえる。
新人らしい。
バウ!バウ!バウ!
黒野じゃが丸というらしい。
バウバウ!
外に出せ、と訴えているようだ。
バウ!
かなりうるさい。
見た目も狼のようだ。
後ろを振り返ると、専務は完全にビビっている。
もう、くーん、とも言わない。
しかし、この黒いやつよりは私は先輩にあたる。
威厳を持って接しなければならない。
おすわり!などと一通りの号令をかけてみるも全く言うことを聞かない。
こ、こいつめ。
いいだろう。
そこから出てこい。
社会の厳しさを教えてやる。
私は檻の引き戸をあけ、新人じゃかまるに体で教えてやろうと考えた。
引き戸が開くとじゃが丸は勢いづいて私の方へ突進してきた。
ばかめ、これが若さというものか。
私は仁王立ちでじゃか丸を待ち受けると、じゃか丸はそのまま、私の足の下を駆け抜けた。
肩透かしを食らった私は、一瞬遅れてじゃが丸の方を振り返る。
さきほど、私がが専務にあげたご飯にむさぼり着いているじゃが丸がいた……
新人のじゃがまる、やんちゃです。
よろしくおねがいします。
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