レイン万太郎です。
橋の下はどうだろう、と、ちょうど今日は先客なしである。
だが、遠目の陸地先端に筋トレをしている方が見える。
無断で写真を載せてしまうが、とても絵になる。
私も傍から見て、ああいった形に見えるものであろうか。
私もそうありたいものだ。
勝手だが、師匠と呼ばせて頂こう。
だいたいここに来ている方々はほぼ先輩である。
敬って然るべきだ。
準備を始めると、雨が降り出す。
なんというタイミングだろう。
だが、この筋トレにおいて雨はマイナス要因では無いはず、しかも、私は橋の下だ。
むしろ地形効果で言えば1番いい場所にいるとも言える。
そして早速筋トレを始める。
いち、に、さん……、
どうだろう、あの釣り人のように、スマートに写っているだろうか。
筋トレの投げ方、立ち振る舞いを正し、格好が良いように振る舞う。
橋の下はかなり浅場のようだが、ルアーの動きを確かめる。
そして、いかにもルアーマンがやりそうな俊敏な動きで何投か振ってみる。
いい具合だ。
構えから振るまでの間隔が異様に短く、早送りのように素早く振るのだ。
うむ、いい具合だ。
私は調子に乗って次々と振る。
巻き上げてから振るまでが速ければ速いほどそれらしく見えるはずだ。
何投めかで、突然ラインが止まる。
私は何が起きたか分からず、思考が止まる。
暗闇の中、ラインを確認する。
今まで見た事ないような、まるで今の私の心境のように複雑に絡み合っている。
絡み合いに仲裁を加えること10数分。
この複雑なリールの絡みに絶望感を覚え、本日の筋トレは終了とした。
なんだよもう。またこのオチ?
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