穴釣り万太郎です。
明日は若洲である。
私はあることを思いつき、それを思考しつつ床についたため、胸が踊り興奮のため眠れない夜を過ごした。
朝、5:50若洲海浜公園到着。
既に堤防の門は開けられているようだ。
行列に遅れること、後を追う形で堤防に入る。
まだ空は暗い。
足元を丁寧に見ながら歩を進める。
ここだ。
ここがイメージした地形に限りなく近い。
今日の私の考えはこうだ。
先日、イソメの護衛をした時、足元、特に堤防の割れ目の部分イソメが逃げ込もうとした時、カサゴ、メジナにやられたのだ。
今日も本来であればイソメの護衛訓練にイソメを投げ込んでみるところである。
が、私はあえて、アサリ、エビ、イカなどミックスされた食材、シーフードミックスのそれぞれを投げ込んでみることとした。
イソメが投げ入れらるであろう、と期待しているカサゴ、メジナは、そこに大きなサプライズがあり、どんなリアクションを取るのかとても楽しみである。
釣り座は堤防割れ目と、はしごというストラクチャーのある、魚がいかにも寄りそうな場所を選べた。
これは間違いないであろう。
私は早速、仕掛けを作る。
軽い重りを付け、3連針にし、上から、アサリ、エビ、イカ、とした。
私は釣竿を下に向け、重りにすこし反動をつける。
「サプラーイズ!」
私は大きく叫び、仕掛けを放った。
波のうち返す音がやや大きくなって聞こえた気がした。
恐らく相当驚いていることだろう。
ふふふ。
それではもう一度。
「サプラーイズ!」「イズ!」「イズ!」
堤防に声がこだまする。
驚いている驚いている。
「サ・プラーイズ!」
数回放り込むと、アサリのお腹の部分がかじられている。
怒ってしまったかもしれないな。
だがもう少し。
目を見開き、「サ・プ・ラーイズ!」
アサリに驚きのあたりを見せることが何度かあったため、すべての針にアサリを付ける。
背筋を伸ばし、「サプ・ラーイズ!」
キャンプ場まで聞こえているはずだ。
堤防の割れ目から梯子の方まで、大きく叫びながら、幾度も探ってみる。
2時間経過し、さすがにこれだけ驚かせれば私もすっかりと満足し、竿を納めることとした。
納竿。
ぼーーず!この時期は若洲はしんどい。でもやっぱり釣る人は釣ってる。アサリは食わんかな……。
0 件のコメント:
コメントを投稿