若干鬱ぎみ、万太郎です。
先日のイワシで気をよくした私は、再度若洲海浜公園、堤防へと向かった。
ふふ、いそめ、エビなどの護衛はもはや流行らん。
疑似エビだ。
今までの経験も無駄になっていないことは前回証明済みだ。
堤防に並ぶと、先発の店舗前釣り部隊の様子をうかがう。
今日のイワシはいまいちのようだ。
だが、私の腕にかかればこのような事態であろうとさほど問題はない。
早起きに浮き足だってワイワイと騒いでいる若者たちやファミリーを横目に精神を統一させる。
六時前、堤防が開かれ列が戦場へ向かう。
補給もある程度近く、沖へほどよく出た真ん中当たりは人も多い。
私はできるだけ奥へと向かい、人気の少ない場所で釣り座を作る。
サビキの場合、仕掛けが多い場所の方が魚影が増える傾向があると言う。
仕掛けの多い分、寄せエサも増えるからだ。
しかし、それをあえて踏まえた上で奥を選ぶ。
私のようなはぐれものを選ぶ魚は、やはりはぐれた場所にいるものだ。
仕掛けを早々と作り、海へ投げ込む。
棚を動かしながら幾度か待つが、やはり事前の情報通り、本日はやや渋いようだ。
と、そこへ、私の隣に4人連れファミリーが釣り座を作る。
周りを見渡しても比較的渋い日だ。
私は落ち着いて折り畳み椅子に腰を下ろし、まだ見ぬ一匹を待った。
と…。
隣の母親が釣れた釣れたとはしゃいでいる。
やれやれ、一匹程度で…。
と…。
二匹目、三匹目とみるみる釣っている。
おもちゃのような釣りざおでだ。
そして、二時間ほどで一通り釣って帰っていった。
はぐれた場所で遠い対岸を眺め、ファミリーのいた釣り座を恨めしくながめ、納竿とすることにした。
一匹だけ来てくれました。もう!
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