2018年4月6日金曜日

12月30日 若洲海浜公園 釣り納め ~かも~


どうも皆様おはようございます。

鴨ノ万太郎です。


  年末だ。

今日のこれは儀式である。

それは平安の頃、新年に備えて皆慌しく掃除を始める年の瀬、釣り好きのお大臣と安倍晴明が釣り場に来た際、カゴつり用のカゴを式神により召喚しようと試みたものの、風邪を煩わせていた晴明はカゴではなくカモを呼び出してしまい、釣りにならずにカモが魚を取る様子を眺めていたが、これが実に愉快であり、安倍晴明のこの後の出世に大いに貢献したと言う話しに由来している。

撒き餌を投げてはカモが食う。

それではカゴに入れて投げればよい。

そんな、そもそもの提案とは違った発想により、カゴを使う。

いや、これは儀式なのだ。



 まだまだ、日の出る気配はない、寅の刻、4:15。

若洲に到着。


12月30日だ。

この寒い、また誰しもが家の仕事で忙しいであろう今日、釣りをしようなどと言う輩はいない。

と、端から見たらそう思えるかもしれない。

しかし、そうではない。

今日は儀式の日だからだ。

釣吉万太郎こと、晴明の血を受け継ぐ私がこの日を意識した時に、この地域の磁場は大きく変動し、人々の脳波に干渉する。

釣りに行こうと言う意思が萎えるのだ。

これでよい。



 私はひと気のない人口磯にてかごの準備をする。

そして撒き餌をしっかり詰める。


冷たい風が吹いてくる。

その風に抗うかのように、カゴを海に投げる。


まだカモの気配は感じられない。

まだだ。

私は根気よくその刻を待ち、浮きを注意深く観察する。

暗い海の、小さな波に上下する浮きから発する灯り。

この灯りの意味が彼らにはわかるはずだ。

小さな波が月明かりに照らされて小さな凹凸の影を形成する。


小さな影は自由に動いているように見えるが、そこには大きな意志が感じられる。

更に神経を集中して浮きに目を凝らす。

すると。

影が。

明らかに波の影とは違う、存在感を持った影が浮きの周辺に漂う。

牡蠣の貝を蟹がかさかさと傘のように被り、空の缶を神の亀と勘違いして、過去に貸した鍵と鴨の顔の影を糧に、掛けで感じた風で東に梶を切った。


徐々に空は明るくなり、かもの姿は1羽が2羽、2羽が4羽と明るみになる。


カゴで撒き餌を使っていると杓で撒くより減りが遅い。

余りのあるそれを杓で撒いてい見る。

思ったとおり、カモは撒きえに群がり、撒きえは雲散霧消する。

自分の足元より、10間の距離にカモが姿が20羽ほどになり、これにより儀式は終わる。


祈祷は海に届き、空がそれを了解し、大地がそれを見守った。

これでまた翌年、安泰なはずだ。


納竿。


駐車場への道すがら海を眺める。

と・・・。



予想していたよりも、悠に多い鴨の量だ。

これが吉とでるのか凶と出るのか。



ボーズ。というより、これは浮き釣りじゃなく、錘に虫が正解ですか。釣りにならないもの。だって。

2018年3月31日土曜日

12月10日 若洲海浜公園 護衛ミッション ~新勢力~


どうも皆様おはようございます。

いつも新しい風、万太郎です。


 カゴ、投げ竿大作戦は大失敗に終わった。

2,3年の釣り経験の中でここまでうんざりしたことはない。

危うくやる気がなくなるところであった。

しかし、まだカゴへの挑戦は続けたい。

まず、三脚も立てないくせに投げ竿はありえない。

ただの筋力トレーニングだ。

しかもこれは私の実力の示すところであるが、飛ばない、絡む。

いや、飛ばすと絡む、と言った方がいいだろうか。

まずは、前回失念していたサミングをしてみることで絡まないカゴライフを楽しもうではないか。

ご存じない方もいるかも知れないが、サミングとはアレである、いや、私がどうこう言うよりもぐぐって欲しい。



 と言うわけで、朝4時。

12月、クリスマスも近く、浮かれた若者が増えてきたのかもしれない。

原動機付き自転車に4人で乗り、ワイワイしている若者と目を合わせないように、人口磯に急ぐ。


 人口磯に人気はない。

カゴに入れる撒き餌は若干水気が足りないくらい、オキアミは砕きすぎず、全く砕かないように別に分けたもの、とそれっぽく気を使って作ってみる。


日新の竿を伸ばして、道糸にカゴを付け撒き餌を詰める。

今回はサミングを意識して仕掛けを投げる。

仕掛けの到達距離が前回投げ竿を使ったときと大して変わらず、複雑な心持になる。

仕掛けが水面に達する前にリールにブレーキをかける。

数回投げてみると、やはり絡む。

サミングが早すぎても振り回されて絡むだろうし、遅すぎれば意味はない。

難しい技術なのかもしれないが、そんな自分の責をすっかりと棚に上げ、カゴに対する怒りがこみ上げてくる。

冷静さを失ってしまったからであろう、仕掛けを投げ、回収するうち、いつの間にかリールからガイド、すなわち竿の方で道糸が絡んでいる。

仕掛けを海に流したまま、ガイドの絡みを解消すべく奮闘する。

最終的にはハサミで切り、電車結びで繋ぐことにした。

何を持って、カゴに技術はいらない、カゴが釣ってくれる、と言う人間がいるのか。

とても面倒で厄介な釣り方だ。

と思いながら、道糸の電車結びを終え、海に浸かったままだった仕掛けを引き上げる。

引き上げられた仕掛けの下には針にしっかり掛かったカイズが踊っていた。

正に何の技術もなく、電車結びをしていただけで釣れてしまったこの仕掛けに対し、納得のいかない情けなさを感じざるを得なかった。





  空は明るくなり、カゴに対する反感を覚えた私は、仕掛けを変え、スライム浮きに変更した。

この浮きは視認性も悪くなく、何よりスライムがしっかりとした重量を持っているので、よく飛ぶのだ。

よく飛ぶといっても撒き餌の飛ばせる距離とさほど変わらないので、こうなると絡む危険性をはらんだ仕掛けを使うのはストレスでしかない。



  前回も登場したが、この時期はカモが接岸する。


浮きの周りを泳いでいたカモだが、撒き餌を投げると追いかけるのだ。

可愛いやつだと思っていたが、徐々に数が増え、最終的に5,6羽で撒かれた撒き餌を追いかけては突っついている。


数羽は突っつき、数羽は潜ってエビを追いかける。

これでは魚も逃げるであろう。

何か投げつけてやろうと周囲を見渡し、撒き餌を投げつけてみたが、カモは大喜びしているようにしか見えない。

隣の釣座のスキーヤーのような格好をした本格的な釣紳士もカモの悪行に撒き餌を躊躇し、杓を握り締めたまま海を睨みつけていた。





  冬の新勢力、カモ。

撒き餌を撒けば撒くほど、仲間が寄ってきて、魚を散らす。

本末転倒。

これについては何か対策を考えなければ。

納竿。



今更だけども、絡むと嫌になるね、釣りは。

2018年3月27日火曜日

12月3日 若洲海浜公園 護衛ミッション ~かご~


皆様おはようございます。

マッチョ万太郎です。


 夜が深くなってきた。

この時期は夜は4時で暗くなり、朝は6時でもまだ明るくはならない。

暗い中での撒き餌は現実的ではない。

暗いうちはイソメでの勝負が真っ当な考え方かもしれない。

しかし、一つの解が私の脳裏によぎる。

カゴだ。

決してたまたま見ていた釣り動画でカゴを使っていたからではない。

寒くなってくると、魚は沖へ、深みへ遠のいていく。

そういった意味でも、カゴを投げさえすれば仕掛けの近くに撒き餌を撒ける寸法だ。

動画でも言っていた。

カゴにテクニックは必要ない、カゴが釣ってくれる。

名言だ。


 さっそく以前サビキで使用したカゴを押入れから引っ張り出す。

そうだ、カゴを遠くに投げるのであれば、投げ竿の方が適しているだろう。

高洲でギマ相手に振り回した、あの投げ竿も押入れから出してみる。

この固くてしっかりした竿であればかなりの遠投が期待できる。

このカゴさえあれば、何も考えずに沖合いの大物と勝負できる。

そして大物を狙うのであればイソメであろう。

夜釣りではイソメが輝くとの噂も聞く。

イソメと撒き餌のハーモニーだ。

家でしっかりと撒き餌を混ぜ混み、期待に旨を膨らませ、就寝とした。



 翌朝、3:30。

若洲、人口磯到着。


さすがにこのくらいの寒さになってくると、釣り人の気配もほとんどなくなってくる。

人口磯真ん中より少々奥に陣をとる。

場所は選び放題だが、仕掛けの比較検討をするためには似たような場所を選んだほうがいいだろう。

初めての釣り方に胸を躍らせながら仕掛けを作る。

撒き餌は昨日しっかり混ぜてきた。

道糸につけたカゴに撒き餌を詰める。

その伸ばした投げ竿を持って腕に違和感を覚える。

重てえ。

カゴも重てえが、投げ竿も重てえ。


ぶんと振り回し、カゴを海に投げ込む。

予想をはるかに下回る距離。

どんぐりウキをつけて強めに投げれば届く距離だ。

おかしい。

海に浮かぶほんのり付いたウキからのサインを眺めながら、竿を握る。

重てえ。

三脚無しは苦行だ。

しかし、大物と対峙する為には少々の忍耐が必要になることも多かろう。

私は沖縄で見かけた屈強な男達を思い出す。

そして普段の怠惰な自分を恨めしく思う。

もうよかろう。

カゴの中の撒き餌もそろそろなくなった頃合を見て、仕掛けを引き上げる。

力任せに投げ、サミング等何の工夫もなされずに着水した仕掛けは見事に絡み合い、イソメと撒き餌とカゴのハーモニーが出来上がっていた。

10分ほど絡まったカゴと格闘し、やっとの思いで糸の絡みを解消させた。



  数回投げてみるも、思ったほどの距離は飛ばず、3回に1回ほどは絡むこの竿、仕掛けは、私のやる気を削ぐ効果は十分であった。

投げ竿しか持ち合わせていない私は、これ以降、昨日しっかり混ぜ込んだ撒き餌を消化するのみの、正に消化試合。

空は徐々に明るくなり、なにか気の毒そうな顔をしたカモが私のウキの近くをぐるぐる回ったり潜ったりした。


周りの釣り人も明るみに出てくると、私は急に人口磯で投げ竿を持っている自分が恥ずかしくなり、私のSAN値は崩壊する。


納竿!


ボウズ。こんなに早く心が折れた釣りも初めてでした。

2017年12月14日木曜日

11月19日 若洲海浜公園 護衛ミッション ~嫉妬~

どうも皆様おはようございます。

万太郎です。


 久しぶりにここ、若洲海浜公園に到着した。


先週、先々週と鹿島の方に遠征していた為、随分と久しい心持だ。

家族での釣りもいいが、結局のところ釣りは魚と人間との真剣勝負だ。

横から絡んだだの、餌変えろだの、魚取ってなどと言われながらするものは、もはや別物だ。

今日は心を新たに海老の護衛任務に当たりたい。

今年は夏から土日になると気温が下がり、台風が来襲し、気温の低下が目立った。

11月に入り、その寒さの勢いは留まらず、本日も実に寒空の下での護衛になる。

満潮は5:40、干潮は11:20、大潮。



 4時に現場に到着する。

暗い。


この暗闇の中、撒き餌はどうしたらいいものか。

また、とても風が強い。

あまり遠くに仕掛けを投げるわけにもいかず、足元から4,5mに仕掛けを落とす。


海老を暗闇の中操作し、魚を探る。

異常なしだ。

私が若洲を離れている間に、随分と魚の数を減らしたようだ。

撒き餌を撒けども、ポイントを変えども何の応答もない。

もうこの時期はフナ虫たちも沈黙し、飛び跳ねる魚の姿も見えない。

とても寒く、遠めにカモが浮かんでいる。


急に今年の初頭、2月、3月の釣りを思い出す。

完全な海老の護衛だった。

それどころか今は魚の気配すらない。

ウキを変えるなどして、気分転換を図ってみるが、何かにそれが伝わることはなかった。




  空も明るくなり始め、周りにも釣り人がぽつぽつと現れ始める。

今日は大潮だ。

寒さとは裏腹に人の賑わいが予想できる。

だが、残念だが魚はいなさそうだ。

隣のニット帽の若者が軽快に撒き餌を投げ始める。

ふふふ。

無駄だ。

よほど後ろから彼の肩を叩き、首を振って慰めてやろうか等と考えた。

私は切れかけの撒き餌に付け餌用のオキアミを混ぜ、最後に一投とすることにした。

今日はもうおしまいだ。

すると、隣のニット帽が大きく竿を振り上げた。

何か掛かったようだ。

メジナ。

おかしい。

魚はいないはずだ。

私は自分の竿に試しに聞いてみると、何の反応もない。

海老もキレイに残ったままだ。


そうこうする内に、隣のニット帽は断続的に魚をかける。

グレ、グレ、チヌ、グレ。

魚が・・・、いる!

くそ。

何故隣にだけ。

私は腹の底から嫉妬の炎が燃え広がっていくのが分かった。

仕掛けを回収すると、海老が行方不明になっている。

最後の一投と、撒き餌もすべて投げてしまった。

あと一投、あと一投だけしたい。

私は地面に這いつくばり、撒き餌からこぼれた海老がいないか岩場を這いずりまわった。

いた。

一匹の海老が目に入った。

しかも、サイズもちょうどいい。

さっそく仕掛けに海老を付け、隣のニット帽と同じような距離に仕掛けを投げた。



 ほどなくして。



あぁ。

ありがとう。

ありがとう。

あぁ。

ありがとう。

というところで海老も尽き、納竿とした。




隣の方は真っ赤な(多分)グレ用撒き餌にオキアミ。よし、まねっこだ!

2017年12月6日水曜日

なんとスライムが起き上がって釣りに行きたそうにこちらを見ている。

どうも皆様おはようございます。

万太郎です。


子供がひたすら回したガチャの景品、スライムが机に転がっていた。

色とりどりだ。

どうやら欲しいものが出ないのでループになっているらしい。

大きさも丁度よく、少し人を小バカにした感じがウキとして好印象だ。

これでいこう。


と、取り急ぎで作ったものは子供に見せた当日に接着が甘く、流された。


    そして、今回のこれは第二段である。


今までと違う部分がある。

スイベルに取り付ける部分が少々ハリスに引っ掛かりやすい。


これをケミホタルを取り付けるための市販のゴム管に変更した。


割りびしは相変わらず接着剤で固定したものだ。

すこしスマートになった。



    市販のウキの色合いと言うのはよく考えられている。

海の上で見やすいのは黄色とオレンジ、赤のようだ。

これらのスライムをしようしたことで、前回のガンダムや、ペンギンに比べ日中の見やすさは抜群だ。



こんなウキもいかがだろうか。

釣果は後ほど。