どうも皆様おはようございます。
万太郎です。
沖縄での経験、空の知識をもとに久しぶりの若洲海浜公園だ。
そう。
イソメと魚と人間と自然と。
沖縄では、不思議な体験をした。
イソメを食われてはいけない、という事はない、ということだ。
空とはあえて言葉で説明するのであれば、原点はセルゲイ・ツリスキーの釣り原則の第五からなる。トゥレッター・メッジーナの公式を使用すると分かりやすい。これの右辺を因数分解すると、フィッシャーマンの公式の第2に似た形になるのでこれの右辺と左辺を整理する。この時に超佳 伝の公式を代入することが多いのだが、私の場合は、マツリ・トナリトの提唱したチヌ釣第二方程式を代入する。そうすると、チリで詐欺師として訴訟されたギマ・バカーリのツッテ・クウの軌跡が証明されるのだ。これだけではいけない。さらにボブ・フロートの「全世界ボウズ理論」を考慮に入れる。この理論は薄毛で理髪店のボブが客の髪の毛を切りながら日頃からぼやいていたものを息子がまとめたものだと言われている。これを読み解くと魚が釣れない時にボウズと言ったりオデコと言ったりする意味がよくわかる。
これを一言で言うと「空」という解答が導き出されるのだ。
私はこの理論を以前若洲で釣り上げたメジナに伝えたいと思った。
もういちど、あいつと会い、以前の私の説法を改めたいと思う。
それを考慮に入れたうえで今回の釣りを見ていこう。
もちろん私はウキはペンギンウキだ。
仕掛けにイソメをかける。
もう、護衛はいらない。
イソメも私の目を見ただけですべてを理解したようだ。
仕掛けを海に投入すると程なくして反応がある。
一匹の魚がイソメを食ったようだ。
釣り上げてみる。
手足がなく、ヒレを持ち、鱗に覆われている。
あの時のメジナとは少し違うようだが、私のことを知っているか試しに聞いてみる。
魚はいったい何のことかわからなかったようだ。
しかし、私がメジナを探していることを伝えると、自分はそのメジナを知っていると言う。
魚は言う、随分立派なイソメをお持ちで、いっひっひ。
海のイソメも大変立派だったのでついつい針に掛かってしまったですよ、いっひっひ。
私は気をよくして、話しを聞くことにした。
ウキもとても素敵だ、こんなペンギンの浮きは見た事がないですよ、いっひっひ、と褒める。
そうかそうかと私も更に気を良くする。
ウキも立派だし、仕掛けも素晴らしい、ウキを良く見せてはくれないか、いっひっひ、というので見せることにする。
ほうほう、これがこうで・・・、はあ、すばらしい、そちらのイソメも見せてはくれませんか、いっひっひ。
私は気分が良いのでイソメを見せた。
なるほど、これがさっきのイソメか、これなら食ってしまう訳だ、どれどれ一口味見を・・・、はあ、これはいいものだぁ、いっひっひ。
私は何かおかしいと感じながらもイソメを食わせてやった。
あんたはすごい男だ、ちょっと家に戻ってこの素晴らしい品々のことを家族に知らせてやりたい、また戻ってくるのでちょいとごめんよ、いっひっひ。
と言って、魚は海へ戻って行った。
私は、いつの間にやら笑顔で手を振っていた。
1時間後、ようやく奴は戻ってきた。
鈎を外して落としてしまったが、これはさすがにどう考えても違う奴だったので、お帰りいただいた。
その後、家族で挨拶をしに来たのか、変えた棒ウキに一通りごちゃごちゃっとして帰っていく、魚の姿を幾度となく確認した。
これでも釣れない東洋の神秘。
納竿。
どんなもんでも、釣れりゃ楽しいですわいな、いっひっひ。
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