どうも皆様おはようございます。
万太郎です。
春真っ只中のこの時期、昼はやや暖かくなり始めるが、夜は寒い。
また、夜明けが早くなっていく。
若洲の風車はかなりの速度で回るものの、本日も人口磯は風もなく、波もなく穏やかな朝4時前。
今までの経験から、この時期海老が魚に襲われることはないといっていいだろう。
干潮3時、満潮8時、小潮。
海老たちは遠足ムード、イージーゲームだ。
だが、今まで通りの仕掛では面白くないであろう。
棚をやや深くしてみる。
5.3mの竿、1.5本分、すなわち、7m程度だ。
さすがにどんなに投げても仕掛が底をすることになるであろう。
しかし、これでよい。
襲われる心配などないのだ。
5時前。
仕掛けからの何の魚信もなく、浮きもピクリともしない、足元から7,8m。
一旦仕掛けを引き上げようと、軽く竿を振り上げると、魚信が。
それは一時的なものであったが、何かが掛かっていると確信させるには十分であった。
特に引きはないものの、重たい何かが仕掛けにくっついている。
まだ薄暗い海の中をふっくらとしたシルエットが浮かぶ。
春だから、メバ・・・、いや、カサ・・・、ちょっと待て、こないだ本で見たクロソ・・・、いや、ムラソだかウッカリなんて奴もいるらしい。
色で判断してはいけない・・・、イケメンがメバル、ゴツゴツしてたらカサゴ、白い斑点に縁取りがあったらウッカリ・・・。
これだけ似通っていれば同一生物でいいのではないかと思うが、この違いすら別物として扱われる彼らは、もしかすると、とても愛されている存在なのかもしれない。
人間はどうでもいいものには関心を示さないものだから。
私からすると、釣ってしまったものは皆同じだ。
一匹一匹の魚を同定し、違いを探すことなど、暇人のやることだ。
私はその根魚を仕掛けから外し、バッカンの中に無数にいる海老たちに目をやる。
このバッカンの中では背丈が683番目、重さが729番目、触覚が短め、腕に傷が二つあり、脚がキレイな海老由紀を仕掛けに付け、まだ暗い海に投げ込んだ。
前回に引き続き、同じ場所で1年や2年経過して初めて顔を出す魚もいるのだから釣りというのは面白いものだ。
気になることが一つあった。
昨年、この時期など魚に襲われることもなく、のんびりとしたものだった。
数は少ないとはいえ、毎回のように被害が出ている。
魚の数が増えているのか、私の腕が落ちてしまったか。
後者は考えたくないことであるが、自分としっかり向き合うのも釣り人としての務めだ。
その後は何もなく納竿。
根魚にはずれなし。引きが弱いのが難点?だがうまし!
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