どうも皆様おはようございます。
万太郎です。
あれから。
1/7、1/21、2/11。
完全にカモとの戦いだった。
奴らの出現は徐々に朝早くなり、こちらの糸垂時間をことごとく奪っていった。
撒き餌を使った釣りは限界だ。
もう、奴らが引いていくのを待つしか手はない。
1月2月に若洲、人工磯に行くのであればいつもとは違うアプローチが必要になるであろう。
カモに引き続き、花粉からも大きな被害を受け、再起動するのに多大なる時間を要してしまった。
耳鼻科でもらった花粉の薬を毎日大切に飲み、少し症状が良くなった。
3月後半とはいえ、まだ寒い。
ホッカイロ、手袋装着、気温7度。
桜も咲き始めている。
朝4時だというのに、釣り人の影はちらほら見え、まだ暗いながら、カモの姿はなくなっている。
どれだけ奴らに苦しめられたことか。
まだまだ奴らに対して警戒を怠ってはいけない。
車中で見えた若洲の風車はそれなりの速度で回っていて風は少しあったようだが、人口磯の海面は鏡のように静かだ。
撒き餌を作り、暗い海に投げ込む。
続いて棒浮き仕掛けを投げ込む。
潮はゆっくりと左に流れている。
今日はいける気がする、いや、何も期待せずに糸を垂らす人間などいないのだ。
少し空が明るくなってきたかこないかの5:30。
カモの影は見えない。
撒き餌を撒いても大丈夫だ。
私はカモの影におびえながら、遠慮がちに撒き餌を撒く。
と、そうこうしているうちに。
浮きが、沈みこんだ。
久しぶりの感覚だが、この時期にこんなことがあるのかという戸惑いもあった。
そして、久しぶりの引き。
エビが。
やられたか。
顔を出したのはカイズだ。
20cmくらいであろう、若洲では標準サイズ。
ついに、今年もカモではなく魚の脅威に怯える日々が始まったのだ。
さらにエビを仕掛けに付け、糸を垂らす。
6:00。
今回の仕掛けは例のエダス付きの仕掛けだ。
この仕掛けであれば、ある程度適当に棚を決めても問題なかろうという、甘えの姿勢である。
あわよくば一荷がくれば御の字という具合である。
だが、今回のそれは予想を上回った。
浮きが、ゆっくり沈む。
引きがあるのやらないのやら、いまいちわからない。
ただ何かが付いている感覚はあった。
ゆっくりと引き上げる。
なかなか大きな影が見えるも、引き上げてみると全く厚みがない。
なんと可愛いシルエットか。
しかもこやつ、悪びれる様子もなく、仕掛け上下、両方のエビを口に含めている。
まさかそんな奴がいるとは思わなかったが、どちらか食われた時点で普通気づくんじゃねえの、と言われてしまうとぐうの音も出ない。
人口磯でこいつが来るとは思わなかったので、なかなかに驚いたが私の経験などまだまだ底浅いということであろう。
納竿。
カレイ可愛い!煮つけがうまい。