2023年6月30日金曜日

荒川河川敷釣具店

首だ。


いや、どうも皆様、おはようございます。
万太郎です。


エビ、イソメの護衛任務は首になった。

そして。


釣具店。

というのも。


私も仮とはいえ仕事が必要だ。

なんとか社長に掛け合ってみる。

「にゃー」

どうやら、釣具を売れと言っているようだ。

だがしかし。

売るものは…。

そんなときに、売れない釣具屋を発見した。

どうやら見た目に珍しい棒浮きを販売しているようだが、一切売れないらしい。

こんなもの売れないだろう、とは思うものの生活のためだ、そんなことはいってられない。

見た目に珍しいというほどだ。

やはり色々な人に見てもらう、そのためにはやはり釣りだろう。

護衛で養ったこのうでを今試すときなのかもしれない。

やはり、釣りだ。

2021年2月2日火曜日

浮きづくり万太郎

というわけで、浮きを作り、若洲殲滅隊の資金源を確保せよ、とのお触れが下った。

できればイソメやエビの護衛に出向きたいところではあるが、組織の以降であれば致し方ない。

とはいえ、果たして私の作成する浮きが皆々様のご期待に添えるかどうか、という問題はある。

こればかりはいくつか作成してみた上で、お加減を伺ってみるほかあるまい。


この浮きの見苦しい点は道糸とつなげる部分にガン玉、割ビシ等の重りを見える部分に付けてしまっていることだと思う。

このあたりをいかに改善していくことが、初めの検討事項であろう。

がんばっていきましょい。

2021年1月15日金曜日

09月24日 若洲海浜公園 ~大失態~

 どうも皆様おはようございます。


万太郎です。



  私の生業はブログ創業から再三再四記載していることであるが、エビ、又はイソメの護衛である。

釣り糸を巻きつけた釣竿を持ち、その糸の先端にエビ、又はイソメを付け、海に投げ込む。

海の中なのだから、当然魚がいるわけであり、その魚がエビ、又はイソメを食いにくるというわけだ。

だが、簡単に食われるわけにはいかない。

釣り人はエビ、又はイソメを操作し、魚の強襲をかいくぐるのだ。

私にはその才能があるのであろう、周囲の釣り人のエビが大いに魚に食われているときでさえ、私のそれは無傷、狙われることすら少ない。

ここ、若洲に派遣され2年ほどになる。

もうそろそろこの現場も手馴れたものだ。




    先週白ジャケットに教えを説いて一週間。




しかし。

「グレにこれだ。」を使うのはいかがなものか。

私ほどの腕と経験があれば、こんなものを使わずともしっかりとした防衛はできるはず。

「グレにこれだ。」は付け餌としてのオキアミに漬け込むと、魚があまり寄ってこないのでは、という検証は前回行えたはず。

「グレにこれだ。」は撒き餌に一回し掛ける。

この程度でないと味が濃すぎるのやも知れない。

塩分の濃すぎる漬物は食えないのと同じ原理なのだろう。



 まだ暑さの続くこの時期。

今まで通りの護衛でも全く構わない。

だが、私の護衛好奇心が語り掛けてくる。

白ジャケット同じ場所、同じ棚で守ってみるんだ、と。

私の一流の腕であれば守れないわけはない。

棚を2.5ヒロ、足元10m程の場所に仕掛けを投げ込む。

と、撒き餌もぴたりと同じ場所へ。

もちろん、前回白ジャケットがいた場所と別の場所なのだから海面は別の様相であることは想像に難くない。



しかし、ここが。

やられた。
そう、手元が狂ったわけではない。

ふざけたウキを使っていたから、いや、それも違う。
なにか、今日は、おかしい。

自分の腕を確認すべく、もう一度同じ場所へ。

しばらくして。

やはり同じように。

空が明るくなり、徐々に。

撒き餌を投げる間もなく、ウキが沈んでいる。

これでは。

いや、これは?

襲われるエビ、数知れず、被害甚大。

それはもう、総崩れ。

気づくと。

今まで見たこともないような事態に陥っている。

サバ、サバ、グレ、サバ、




私は空を仰ぎ、エビたちに懺悔する。

エビよ、すまない、涙を流し、帰路につき、社長に報告する。




「うーん、首」


秋はさすがに釣れるんじゃ。すごいよ、いれぐい。ちなみに、これ2018年の9月24日です。

2018年11月7日水曜日

09月17日 若洲海浜公園 ~白ジャケット~


どうも皆様おはようございます。

万太郎です。


    沖縄に遠征してから数日。


成り行きで普段と違う釣具屋に赴いた私はある商品を手に取っていた。

「グレにこれだ。」

以前、「チヌにこれだ。」を購入したことがあったが、護衛部隊である私には効果覿面。

チヌを全く寄せ付けなかった。

やってみるか、と、「グレにこれだ」をカゴに入れた。



  沖縄でのアカイソメ護衛もそこそこに成功した私は半月ぶりに若洲へ向かった。

私の不在がどれほどの影響があっただろう。

季節も季節だ。

護衛隊員も忙しくなり、ど、の付く素人まで駆り出されるのがこの季節だ。

私は不安の中、朝日が昇る前の暗闇を若洲へと急いだ。


    久々の撒き餌作りに水を入れすぎてべたべたになる、いつもの電気浮きを入れ忘れ特大のものを振り回すことになるなど自らも失敗を重ねる。

そんな失敗の中でも、海老の護衛はしっかり務め、私の海老は齧られることもなく安定していた。

電気ウキを使用するのも久しぶりだ。


もう少しすると、この電気ウキが人口磯に並ぶようになる。

壮観だ。

都会のホタルはこんなところに顕在しているのだ。



    空が明るくなり始めると、人がぽつぽつとやってくる。

それと同時に泳いでいる魚の群れが見えるほどになった。

今日はやけに賑やかだ。


私の10m隣に、ジャケット、防止、サングラスを装備した二人組みが釣座を作った。

一人は赤ジャケット、もう一人は白ジャケットだ。

ぐずぐずと話したり、荷物をいじりながら一向に仕掛けを海に落とさない。

主に白ジャケットが赤ジャケットに話し、時に魚の群れを指差し何か伝えているように見える。

こういった輩はだめだ、と私の経験が黄色信号を灯す。

私からすると、いったい何をしているのだろうと思うくらいにぐずぐずと仕掛けを作るのだ。

しっかり私が様子を観てやらないとすぐに海老やイソメの損害を出すはず。



    私の心配をよそに、ぽんぽんと撒き餌を投げ、仕掛けを投げ入れた。

私は横目で隣のウキに集中した。

私くらいに経験を積むと、自分のウキを見ずとも、護衛等いくらでもできるのだ。

そして、白ジャケットがそうそうにやらかす。

ウキが沈み込んだ。

チヌ、さほど大きくはない。

一匹目。

だが、私には経験でわかる。

この類の連中がこれで済むはずがない。

助けてやろうとは思うが、彼らのスタンスをしっかり把握しなければ、教えたことが図星を指し逆上しかねない。

横目で見ていると、仕掛けを投げた傍からウキが沈み込み、海老被害を出している。

チヌではない、ボラだろうかかなり群れて泳いでいる。



    それから小一時間、白ジャケットはコンスタントに海老被害を出し、出し続けている。

という私は、言うまでもなく、被害ゼロだ。

撒き餌を撒ききった私は、ゆったりと竿を納め、リールを片付け、周りに点在した撒き餌を流した。

そのまま帰ってしまうこともできたが、やはり、かの白ジャケットに、護衛の流儀を一つ教えておくのが私の義務なのかもしれない。

私は意を決して白ジャケットに話しかけることにした。



  ”おはようございますー、随分釣れてますね、仕掛けどんなのお使いなんですか?”

少々驚いたように白ジャケットは言う。
「そもそも何を狙っていたのですか?」

”え、グレとか…、チヌとか…?”

「フッ、でしょうね、私はチヌなのですが、あの魚の群れが見えますか?あの下のあたりにタナ2ヒロ3ヒロあたりにいると思うんですよ、私ここ初めてなんですけどね。」

”あ、へー、そうなんですか、エサは・・・、オキアミ、ですよね”

「そうですね、まあ、普通の。」

と、言いつつ、仕掛けを海に投げこむ。

「あの10mくらいのあの辺りに駆け上がりがあって、あの辺はタナもう少し深めでもいいんじゃないかと思うんですけどね。」

”…なるほどー、ありがとうございました。では、お先に失礼します。”



 自然の厳しさをがつんと教えてやった。

 少々厳しかったかもしれないが、仕方のないことだ。

今回私はこの「グレにこれだ」に助けられたような気がする。

私は自然の難しさをかみしめながら、家路に着いた。



ボウズ納竿。グレにこれだ、は漬けこんじゃ、いけない気がするんですよ、どうでしょう。

2018年10月4日木曜日

08月26日 沖縄本部港 釣り ~オヤビッチャかわいい~


どうも皆様おはようございます。

なんくるないさ@万太郎です。



    
  思い返せば6月3日(日曜日)。

8月に沖縄に行こうと家族の誰ともなく言い出した。

昼休みは自製おにぎりを食い、釣具もケチって、欲しいものも我慢をし、貯めたお金だ。

欲しい釣竿リールもそこそこに、モノよりコトか、と自分を納得させる。

なにより沖縄の釣り経験値は、若洲の10倍以上になるはずだ。

  だが問題はまだある。

私の副業の職場は8月末決算を迎える。

8月27日というギリギリのタイミングに果たして休みが取れるのか。

約3ヶ月も前の申請であれば、どさくさにまぎれて通るであろう、という不安の元に申請書を提出した。

ほどなく深海魚のような顔をした女性上司から承認が出た。

  いざ、出発前日になると判を押した当の上司に「え、休み?」などと怪訝な顔をされたが、ホワイトボードに「休み」と書きつけ、そそくさと家路に着いた。

どこに釣りに行こう、どこに泳ぎに行こうと胸を高鳴らせていた。

しかし、週間天気予報の沖縄の欄にはスケジュールの3日間とも大きな傘と風マークが踊っていた。

私の沖縄釣り行は、はやくも絶望的、と思われた。




  沖縄初日、天気、雨、風速10m/s。

台風一過で全国的に晴れているものの何故か沖縄だけが暴雨暴風に見舞われている。

しかたなし、国際通りをうろうろした。



いざ、宿までの道のりでは穏やかな海が見受けられたため、昨年同様、フィッシングステップで釣竿を借りる。


2本借りると、エサ代含め5000円と言われ、安い釣り竿なら買えるのではないかと若干後悔する。

しかし、レジ奥のタマンダービーのホワイトボードに、ロウニンアジ131cm、29kgの文字を見つけ俄然テンションを上げる。


本部と言えば今回の宿泊地の近くだ。

とりあえず宿だ。

宿での情報では今日は午後からはビーチを閉鎖するほどの強風なので、海には近づかん方がいいと日焼けばっちりのお姉ちゃんに言われた。


本日はあきらめざるを得ない。

明日の予報も雨、風。

釣りも海も絶望的になり、酒を煽って寝ることとした。





 二日目、天気、雨曇り、風速8m/s。

午前中はプールなどで、お茶を濁すが、午後から風は強いながら晴れ間ものぞく。


もう明日には帰りの飛行機に乗らなければならない。

チャンスを逃すわけにはいかない。

私は普段見せないような真剣なまなざしを作り、釣りに行きたいと懇願した。

すると、嫁が笑顔で釣りに行ってこいと言う。

流石に10年以上連れ添った間だ。

私がどれだけ真剣かはわかってくれたようだ。

私は事前に調査しておいた釣り場にあたった。

本部。

波は高く、波が港にぶつかる確度によっては釣りをしてても波しぶきが掛かるほどだ。


波を眺めていると恐怖さえ感じる。

こんな荒れた海で魚が釣れるとは思えん、が、昨日のホワイトボードが頭をよぎる。


仕掛けを入れるとかなりの深さがあることがわかる。

何度かの通り雨の中、釣りを続けること3時間。

この子達の上陸が確認できた。



可愛すぎる。

また、大きなあたりも二つほど確認した。

こんな大荒れでも魚が食ってくる沖縄はやはり恐るべしだ。

明日も微妙な天気予報。

酒を煽って一日納竿。




 三日目、奇跡の好天。風速3m/s。

風も昨日と比べるとほとんどない。


釣りか、海か、と頭で繰り返し出立の準備をする。

宿のチェックアウトを早々にし、車に乗り込み、子供達に釣りか、泳ぎたいか聞いてみる。

子供は泳ぎたいというであろうか。

すると、あらぬ方向から「三日目はおきなわワールドだから。釣りは昨日行かせてあげたでしょ。」と聞こえた。

嫁だ。

顔が本気だ。

なぜ、天気のいい日に沖縄ワールドなのか、おおいに疑問に思ったが、10年以上連れ添った間だ。

ここで不平をこぼしたら、この先1年文句を言われ続け、釣りに行けない日々が続くであろう。

半日の沖縄と、1年の若洲。

釣り経験値で言えば沖縄のほうが上かもしれない。

そうだ、ここで言わなければ一生後悔する・・・。



怖くて言えるわけがなかった。

こうして沖縄旅行の幕は閉じた。





  メールの転送欄には会社からの確認メールが飛び交っていた。

翌日、会社へ向かう。

忙しい時期にすみません、と皆にお土産を渡していると、「あ、沖縄?来週わたし物件視察(あそび)で行くんで仮払いお願いね。」と深海魚のような上司がすれ違いざまにぼそりとつぶやいた。



釣り好きにとって好天の沖縄ワールドはちょっとした拷問でした。助けてマングース!