2017年6月28日水曜日

カップホルダーで釣りをする。 ~穴釣りロッド~

皆様どうもおはようございます。

万太郎です。



 ふと、遠出をした時に具合のいい堤防等を見かけ、ああ、ここで釣りができたら、と思うことはあると思う。

そんな時に携帯したいもの。

コンパクトロッド。

 今回はこれを自作したいと思う。

小さな釣具はたくさんある。

ペン型であったり、ワカサギ用の物であったり。

しかし、釣れる獲物も最低限のものになるだろう。

そのような方々に一つ提案させていただきたいものがある。

しかも、身近にあるもので。

   
カップホルダー

これでいかがであろうか。

ダイソーでも釣竿が売られていたりすることはあると思うが、これ一つですべてがまかなえるコストパフォーマンスにはかなわないと思われる。

アスクルや東急ハンズ、その他オフィス用品売り場で手に入れることができる。

せいぜいお一つ100円かその程度であろう。

問題はその使い方であるが、カップホルダーの脚の部分がこの釣具のポイントになる。

 本来は、このようにして使用する。

   

それでは、さっそくこれを使ったコンパクト釣具の作り方を説明しよう。


ホルダーリール作ってみる。

 まずは、このカップホルダーを手に入れる。

そして、両手でやさしく持ち上げてみて欲しい。

   
ホルダーリール


出来上がりである。

ホルダーリール完成

 これで、モノは完成しているので、ここからは釣りの準備にあたる。

カップホルダーの脚の部分にいつもリールにラインを巻きつけるようにラインを巻きつけて欲しい。


どういった釣りをするのかで、ラインの長さは決めていただいていいと思うが、せいぜい20mもあれば十分だと思われる。

とりあえず、ここまでできれば、いつもの仕掛けを持って釣り場に出かけれられる状態だ。

カップホルダーリール使い方

しかし、難しいのは使い方だ。

それを説明させていただこう。

ラインを手で巻く都合上、できれば軍手などがあることが望ましい。

基本的に、横にして使用する。

カップホルダーの底をリールの巻き手に向けて構える。

引っ張っても糸は出ません。

こうすると、一切ラインは出なくなる。

糸を巻くときは手で行う。

糸を出すときはカップホルダーの底を海側、投げる方向へ向ける。

引っ張ると糸が出ます。


そしてラインを軽く投げてやればよい。


 これが難しい。

これは、一般的な釣りにも言えることだが、ウキや仕掛けを投げるときは投げる方向に対して、仕掛けの重さの中心になる部分、ウキや重りが直線になっていないと、投げてから回転して絡みやすくなる。

要するに今回の場合、ラインを右手で持って、ウキを落とした状態から遠心力で振り回して投げると絡む。

少し振って投げる方向の垂直線上にウキが来たところで、砲丸投げをするようにまっすぐラインを投げると絡まずに飛ぶ。

ホルダーの底を投げる方向に向けておくことも重要になる。

少し底がそっぽを向くとラインが思いがけないところで止まる。

始めは、右手で投げるのであれば、ホルダーを右手に近づけておくとやりやすいかもしれない。

うまく投げられるようになると、浮きを投げるだけで楽しいものだ。

棒ウキで練習するとわかりやすいので、ご自宅のリビングで、ラインの先に棒ウキを結びつけ、3m先のソファに向かって練習してみるといいかもしれない。

これは難易度が高いのでうまくできなければ、後述の竿を付けるか、真下に落とす穴釣りをするかの使用方法を取った方がいい。

投げた後は、ラインに対してカップホルダーを横にすればラインは出なくなるし、ラインを出したいときはカップホルダーの底をラインの方に向ければよい。

使用方法は以上である。

少し癖があるので慣れるまで時間が掛かるかもしれない。

しかし、仕掛けにしてもいつもの釣用具が使えるので、やろうと思えば投げ釣りはもちろん、固定ウキ、半誘導ウキ、スルスルなど、本格的な釣りができる。

魚とのやり取りも完全な綱引きとなり、面白いのではないかと思う。


さすがに釣り針は専用のものを買ったほうがよいが、ウキはスーパーボールで自作すれば、実質ラインも含めても500円も掛からずにすべてが揃う。

デメリットは竿がないので、足元に障害物が少しでもあると、釣れた魚はおろか、仕掛けの回収、手返しも困難になることである。

足元でも釣れる堤防か、テトラ帯などの穴釣りには使用できるであろう。

特に穴釣りにはうってつけだと思われる。

釣竿がないので、ラインはロッドのガイドに該当する部分を通過しない。

ラインを回収したときにガイドでラインに付着した水が切れないので、ラインを回収する手が濡れてしまう。

気にしなければ問題ないレベルではある。

ここまでが最小のラインナップである。


・釣竿に装着する

以上で、最低限の釣りはできる。

だが、この際なので、竿もくっつけてしまえればどうか。

そして、竿はどのようなものがよいか。

調度良さそうなものがあった。


ものさし。

定規でも、傘でも、鉛筆でも何でもいいと思うのだが、しなりがある程度あって、固さがあって、加工しやすいものが望ましい。

竹のものさしは、意外にしならず、固く、プラスチックのものさしはやわらかく、しなやかだ。

仕掛けを飛ばしたい場合は竹のものさし、魚の当たりをやわらかく受けたい場合はプラスチックが良さそうだ。

ものさしを使った場合はカップホルダー、ものさしにキリで穴をあけ、プラねじで固定した。



竿部分とカップホルダーが、回転できるように固定してあればよい。

締め具合で回しやすさが調整できる。

少なくとも竿先に一つラインのガイドが必要になる。

このガイドはクリップを使用した。

こちらも、物差しの先にキリで穴をあけ、クリップを通した。

ラジオペンチでぐりぐりしたので大変見栄えが悪い。



竿先ガイドは売っているので、凝ろうと思えばいくらでもできる。

だが、凝るのはその道に詳しい方に譲りたいと思う。

むしろお願いしたい。

お願いします。

誰かやって下さい。

といいつつも、できあがりがこちら。



それっぽい。

ホルダーリールものさしロッドの完成となる。

ここまで、安価でそれっぽいものが作れるので、更に手を加える等して、堤防や、穴釣りなどに使用してみてはいかがであろうか。

また、小学生でも作れそうなので夏休みの自由研究にもぴったりの代物と言えよう。


・使ってみたい


基本的には釣りは餌と針、ハリスが魚との接点なので、リールロッドはなんでもいいと言えばなんでもいい。

ということで、若洲公園、堤防でちらりと使ってみた。



なかなかに周りの目が気になるところもあるにはある。

しかし、一本まともな竿を使って置き竿をし、その隣であればそこまで気にされないだろう。

また、これを竿と呼べるかどうか微妙だと思われるので、竿2本までのルールに抵触しないという期待も伺える。

釣果は今後に期待、ということで。


 やはり穴釣りには効果大であった。

得物が長いとどうにも立ちいかない穴釣りであるが、長さもお好みのものを装着できるゆえ、ホームセンターを適当に歩けば素敵なものがたくさん見つかる。

若洲の岩の切れ目でハゼを小一時間で10匹ほど釣った。


ちなみに画像は息子である。


 ここまで見ていただいて、作成物にしろ、画像にしろ、作りが雑だ、と思われた方も多いと思う。

しかし、皆様のアレンジを考えるとこの程度雑で伸びしろを残しておく方が見ていただける方は楽しめるのではないかと言う配慮をわかって欲しい。
嘘です、雑なのは性格でした。

最後に白状すると、知識や経験で他の方に勝てないのでくだらないことをやっていると言うのも本音ではある。

お楽しみいただければ、これ幸い。


近々もうちょっとちゃんとしたものを作りたい。

ちょっと使ってみた、その1

ちょっと使ってみた、その2